今日のダッカは台風一過ならぬサイクロン一過でよく晴れています。心配したサイクロンReshmiは昨日上陸するとすぐ勢力が弱まり、それほど被害ももたらさず北に抜けました(Daily Star紙関連記事)が、それでも死者は6名。うち3名は3つの大河が合流してベンガル湾に注ぐ河口にある大きな島、ボラ島で被害にあっています。バングラデシュは粗末な家に住む人が多く、また地盤がゆるくて木が倒れやすいので、家が潰れたり、倒木の下敷きになったりして、たいしたことのないサイクロンでも死者が出てしまう状況。被害に遭うのはやはりお年寄りや子どもが多いようです。

私たちが復興支援を行っているサウスカリ・ユニオンでは、今回はバレッショル川の水がなんとか溢れずにすんだのでほっとしましたが、昨年のSIDR襲来でこわれた堤防の修復を政府がやるやるといって未だに何もやっていないので、もっと大きなサイクロンが来たら大変です。

11月15日はSIDRから丸1年。その日の前後には私たちの復興支援の活動地でも、亡くなった人の追悼やサイクロンについてのディスカッション、子どもたちのお絵かき大会、高校生の作文コンテスト、演劇などの記念行事を行う予定にしています。

今年もまだサイクロン・シーズンはこれから。油断はできません。