昨日の新聞に、カレダ・ジア前首相の次男で広告のビジネスをしているアラファトが逮捕されたというニュースが載り驚いていたら、今朝の新聞の一面には政府関係者の談話(匿名)として「カレダ元首相がついに国外退去に同意。それを受けて、アラファトも釈放、ともにサウジアラビアへ」というニュース。いやびっくり。カレダ・ジアBNP総裁はすでにだいぶ前から軟禁状態にあり、現暫定政権は相当プレッシャーをかけたようです。先に逮捕されている長男のタリク・ラーマンも後から合流する見込みで、サウジ・アラビア政府も既に受け入れに同意しているという話ですが…。

まだ記事をあんまり詳しく読んでないんですけど、アワミ連盟総裁のシェイク・ハシナも渡航中のアメリカから帰国させないことになりそうだ、という話で、元首相が二人とも国外退去、という状況になるかもしれません。

まだ「匿名の政府関係者の談話」という形での報道で、正式に発表があったわけではないですが(正式発表の際はどういう理由をつけるのでしょう?)、すごいことになったものです。こういうやり方はパキスタンのブット追い出しからヒントを得たんですかね。

最近、うちの通いのお手伝いさんのイラに朝新聞を見ながら意見を聞くのが日課なんですけど、少数民族のマンディ(ガロ)でクリスチャンのイラは、すごくBNPを憎んでるんです。タリクやアラファトが逮捕されたときは大喜びしてましたね。でも、今朝「カレダ・ジアも息子たち連れてサウジアラビアに行くらしいよ」と言ったら、「いつまで海外にいるのやら。また帰ってくるかもしれないんでしょう?とくにタリクはあれだけ悪いことしても刑務所に入らずに逃げられるとしたらおかしい」という厳しい意見でした。「カレダ・ジアは学がない。8年生のときに結婚したんだからSSC(中等教育修了試験)もパスしてない。シェイク・ハシナは大学院出だ。女性でも男性でもいいけど、首相にはちゃんと学のある人がなってもらいたい」とも。

さあどうなるでしょうね。