あと少しで7月が終わる。プロジェクトを実施するパートナーとの四半期会議が入る1、4、7、10月は出張が続き、ただでさえ忙しいのだが、今年は11日から約一ヶ月の断食が始まってしまいスケジュールを組み立てるのにかなり苦労した。

この期間、イスラム教徒の多くは、日の出前に起きて食事をしたら日没まで水すらも口にしない。日が長く暑いこの時期の断食は過酷だ。だからといって仕事を休むこともないため、強行スケジュールを避けて予定を立てることになる。

いつもならプロジェクトを実施している地域にいって行う会議だが、今月はディナジプールのGBK<プロジェクト:北西部先住民族の子どもたちの文化教育支援>にはダッカに来てもらいシャプラニール事務所で行うことにした。

ダッカのPhulki<家事使用人として働く少女支援>とノルシンディのPAPRI<チョール(中州)における教育支援障害者の社会的地位および経済状況の改善支援>は上旬に、バゲルハットのJJS<サイクロンが多い地域での地域防災支援>は今週終了した。

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PAPRI、JJSとも、夕暮れ時になると皆が集まり、断食を解く食事「イフタリ」を一緒に摂った。

バングラデシュのイフタリは揚げ物、フルーツ、野菜、豆などがたっぷりと出されるが、この量が半端ではない。断食をしていない私たちもイフタリのお相伴をしたうえで夕食を摂るので胃に負担がかかる時期でもある。 

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<合図となるアザーン(モスクから流れる礼拝の時間を告げる呼びかけ)を待つJJSスタッフ>

さて、残る出張は来週のチッタゴンのYPSA<家事使用人として働く少女支援>。これが終わればあとはイード休暇が待っている。あと少し、頑張ろう。