6月12日、児童労働世界反対デー当日は、家事使用人として働く少女たちに心休まる時間を過ごしてもらうとともに、テレビで児童労働の現状を多くの方々へお伝えするプログラムも放送しました。

児童労働反対世界デー、働く少女たちの仕事はお休みに!  

私たちが運営している家事使用人として働く少女たちの支援センターでは、雇用主に「6月12日は子どもたちに仕事をさせない日にしてください」とお願いをしました。雇用主が同意してくれた一部の少女たちは、いつもより多くの時間をセンターで過ごすことができ、おしゃれをして、歌や踊りを楽しみました。そして、少女たちからも児童労働をなくすよう、メッセージを掲げました。  

少女たちが掲げたメッセージには「児童労働反対世界デー」「子どもたちの社会的保護と福祉を確保しよう。児童労働をやめよう。」「児童労働に反対。少女たちが夢を描けるように。児童労働と闘い、すべての子どもたちに輝く子ども時代を。」と書かれています。

テレビで児童労働に関するトークショーを放送

国際労働機関(ILO)バングラデシュ事務所のナショナル・コーディネーターのモニラさん、児童労働監視委員会委員長およびバングラデシュ全国女性弁護士協会会長のサルマさんをゲストに迎え、進行役を各メディアでアンカーを勤めるマムンさんにお願いし、バングラデシュにおける児童労働の状況等についてのトークションを行い、12日の夕方に放送されました。今後、YoutubeやFacebookなどにもアップする予定です。 

その他、バングラデシュ公共放送で、この日から1週間、20秒の啓蒙コマーシャルを流しています。 

バングラデシュ事務所長 / 内山智子