今年3月にダッカで購入した新品のデスクトップPC。しばらく経ってみるとこんな画面が表示されるようになりました。
ライセンスエラーコードから調べてみるとボリュームライセンス(1つソフトウェア製品複数利用権ライセンス)をまとめて割引価格提供する販売形態)になってる!小売りで買ってるのにおかしいだろ!と販売店に照会しました。すると、

販売店「プリインストールされてるOSは基本的に海賊版だから。正規のライセンスが必要なら11,500タカね。」

私「( ゚д゚)ポカーン」

いやいやいやいやいやいやいや!それおかしいから!と言って説明しても相手の主張は変わらず…。仕方なく他に3店舗ほど確認するも、どこも同じ主張。納得出来ないのでバングラデシュでパソコンを調達したことある人(日本人)にアドバイスをお願いしたところ、「うん。それが一般的です。」とまさかの回答…。

いや、あれか。この国で販売されてるPCは基本的に「OSなし」モデルであって、海賊版を入れてるのはむしろサービスか。だとすると店舗で別売りのライセンスは製品版(リテール版)のはずだな。ちょっと高くなるけど、これならパソコンを買い替えたとしても同じライセンスで認証通せるし、まあいいか。てっきりパソコンに付属するはずのバンドル版(OEM版)OSだけ抜いて売りさばいてるのかと思ったよ。ごめんよ店のひと。

…と思っていた時期が私にもありました。製品版のライセンスの在庫を確認すると、「バングラデシュで製品版(リテール版)なんて売ってないよ。あるのはOEM版だけ。」との回答。案の定OEM版だけ抜いて売ってました。

ちなみにOEM版は、マイクロソフトが「セットになっているパソコンでのみ使用する」ことを条件に製品版よりも安く販売していて、OSだけ別売りすることは規約違反。しかしそれが主流というのですから油断なりません。やはり日本の常識で物事を考えてはいけないと今更ながら反省した次第です。

バングラデシュでパソコンを購入する方、くれぐれもライセンスにはご注意ください。