先日どうしても外出する必要があり、車に乗って出かけました。バングラデシュでは一般的なスピードブレーカー(スピードバンプ、減速帯。道路上に起伏あるいは段差を施したもの)を乗り越えた瞬間、

ガシャン!ガリガリガリガリ!!

と、恐ろしい音が鳴り響きました。すわ事故か故障かと焦りましたが、運転手が降りて確認したところ、後付けのバンパーがもげていた次第です。よくよく見てみると、接続部分の根本が金属疲労で折れていました。

根本からポッキリ

根本からポッキリ

さすがに13万キロ走っていれば、パワーウィンドウが下りなくなったりエアコンから生ぬるい風しか出なくなったりダッシュボードからよくわからない騒音が出たりしますよね(全部経験済)。うん。バンパーが落ちるのだってよくあることです。

結果的に溶接しなおして元通りになりましたが、破壊音が鳴り響いたときの恐怖を分かって頂けるでしょうか。というのも、バングラデシュは車の関税がものすごくて、低くて100%、中には500%とか800%とかいう高関税が課せられる車種さえあります。

悪路に強くて人気のパジェロ、ランドクルーザー、プラドなどは、新車価格が軒並み2,000万タカ(1タカ≒1.45円)を越えています。ダッカ事務所の運転手も、ショールームで見かけた新車のベンツに1億タカ近い値札がついているのを見て、腰を抜かしそうになっていました。そう、こちらで車は超々高級品なのです。

そんな中でもげたバンパー。かなりのスリルを味わった瞬間でした。直せる程度の故障で済んで本当に良かった。。。