遠いを近いに シャプラニール=市民による海外協力の会 Tel: 03-3202-7863 [地図]
 
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代表メッセージ

シャプラニールへの日頃からのご支援、心から感謝申し上げます。

バングラデシュが独立戦争を経てパキスタンから独立したのは1971年です。シャプラニールの活動は、その翌年に派遣された「バングラデシュ復興農業奉仕団」にまで遡ります。それからバングラデシュ社会も大きく変わり、シャプラニールの活動も農村開発中心から子どもの労働/教育、防災等にシフトしてきました。また1996年には、ネパールにて本格的に活動を開始しました。

今回作成した中期ビジョン(2016-2020)では、以下の3つの分野を重点活動分野として定めています:
(1) 子どもの権利を守る
(2) 災害に強い地域をつくる
(3) フェアトレードを通じて『共生』できる社会をつくる

しかしながら、シャプラニールが目指している「貧困がなく、すべての人々が潜在能力を自由に発揮できる社会」の実現には程遠い状態にあります。例えば、バングラデシュでは縫製工場を中心に経済は発展していますが、その恩恵を受けているのはごく一部の人々です。逆に、世界を見渡すと、先進国を含め格差は広がり、固定化しつつあります。私たちは、貧困状態にある人々だけではなく、その周囲の人々も含め、すべての人々が「貧困」を社会全体の問題として捉え、当事者意識をもって行動する必要性を強く感じています。

私は、20年程前に「誰かの役に立ちたい」という気持ちを持って、シャプラニールにボランティアとして関わり始めました。しかし、今では日本でも貧困問題が深刻化していることもあり、「貧困」を遠い国のことではなく、身近な問題として強く感じるようになりました。私を含め誰もが、予期せぬ病気や事故により貧困に陥る可能性があるのではないでしょうか?つまり、貧困のない社会は、自分が貧困に陥る心配をしなくてよい社会であり、今貧困状態にある人だけではなく、すべての人が安心して暮らせる社会です。

シャプラニールでは、これからも皆さんと一緒に貧困のない社会に向けて活動を続けていきます。そして、その実現のために、もっと多くの皆さんに参加して頂き、社会を変える力になりたいと願っています。

我々の活動に興味のある方は是非とも、今回新たに策定した「中期ビジョン(2016-2020)」をご一読願います。

2016年6月  代表理事 岩城 幸男