こんにちは!
8月23日に実施した、こどもまんなかサロン 『マザリナれもん』の様子をお伝えします!
マザリナれもんは、れもんハウス(一般社団法人青草の原)との協働活動です。
▽前回の様子はコチラ▽
https://www.shaplaneer.org/report/kokunaijigyou/250614_mazarinalemon/

暑い夏本番の日差しの中、外国ルーツの方を含む親子が元気いっぱい集まりました!
子どもたちは、一人が始めたシャボン玉を次々に真似して遊び始め、あっという間にれもんハウスの縁側がシャボン玉でいっぱいに!ボランティアの方も自然と子どもに手を貸してくれる心地よい空間が広がります。

この日のマザリナれもんは、ご近所にお住まいの、ごとうさんから「素話」をしてもらいました。
素話(すばなし)とは、保育の現場でもおこなわれるお話のスタイルで、絵本や紙芝居を使わず、声の調子、表情や身振りなどの表現でつたえるものです。
ごとうさんには、世界のグリム童話「ほしのぎんか」と、日本の昔話「あしおれすずめ」をお話しいただきました。

「女の子は持っているすべてのものをひとにあげてしまいました」
「すると、空から……なにかふってきました」
手の平を広げ、上を見上げて待つ、ごとうさんの豊かな表現と独特の間合いに、魅せられた子どもたち。真剣なまなざしを向けます。 ついさっきまで、ワイワイとにぎやかだったれもんハウスもいつの間にか、ものがたりの世界にどっぷりつかっていました。
物語を聞きながら、「なんだろう?」と考える小さな背中。
子どもたちは、それぞれ「考える力」をもともと持っているということに気づかされます。

これまでたくさんのこどもを保育園で見守ってきたごとうさん。
「今ではもう少なくなってきたけれど、近所のおじちゃんおばちゃんが、ひざに近所の子どもをのせておはなしをしてあげていたんですよ」
「子どもはね、“宝”ですよ」
これまで保育の現場で子どもたちを見守ってきたごとうさんがつぶやく、みんなを包み込む思い。
出身国や育ち、背景関係なく、子どもたちを大事にしたい、地域のおとながいるということが子どもたち・ご家族の方に、マザリナれもんの活動を通じて伝わったらいいなと願いました。

最後はお楽しみ、「じぶんでアイス屋さん」
自分でトッピングを選び、好きなだけおかわりができる特別な時間です。
笑顔と歓声であふれる、夏らしいひとときとなりました。
次回のマザリナれもんもお楽しみに!
シャプラニールでは、れもんハウスでのマザリナれもん以外にも、多文化共生コミュニティスペース「マザリナ」の活動もしています。興味のある方はぜひ、シャプラニール多文化共生事業をチェックしてみてくださいね。
▼シャプラニールの多文化共生事業を知る
▼ 「れもんハウス」を知る
https://aokusa.or.jp/lemon-house
※ れもんハウスの所在地はオンライン上で公開されていません。参加をご希望の方にのみ、アクセス方法をお伝えしますので、事前に公式LINEまたはFacebookにてご連絡いただくようお願いいたします。

事業推進部 東