地震復興の中でのうれしい再会

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ネパール地震の復興支援活動のために再びネパールへ来て1週間が過ぎました。4月25日の地震発生から約2週間後に緊急救援活動のために訪れた時と比べると、以前と近い穏やかな時間が流れている気がします。カトマンズ盆地から離れていた人々も戻りつつあり、バイクやバス、タクシーもたくさん走っていて、渋滞に巻き込まれるとちょっとほっとしました。

一方、前回来た時と変わっていないのが、カトマンズ市内で倒壊した、しそうな建物の状況です。取り壊しの手続きに時間がかかること、共同住宅や商業施設などは基本的にそのオーナーが責任と費用をもって取り壊しをしなくてはいけないため、なかなか作業が進まないのです。シャプラニールの現地スタッフも「住んでいたアパートの取り壊しのための申請を行政に出したけれど、人手もお金もないからいつになるのかしらね?」とあきらめ半分で笑っていました。

そんな中、カトマンズのラガンチョークという4、5階建ての家屋がびっちりと並び狭い路地が入り組んだ奥にある場所で、崩れてしまった歴史的な建物の取り壊しが昨日から始まりました。

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朝7時、ラガンチョークに着くと取り壊し作業を手伝うために集まった地域住民であふれかえっていました。カトマンズ市の行政関係者、政党関係者の長いスピーチが終わるのを待ちきれず、人々は取り壊し作業を開始しました。作業は朝の9時までということで、学校に行く前の学生、仕事が始まる前の大人たちが壊れたレンガをバケツリレーで運んだり、奥で作業する人へ水を届けたりしていました。

すると、その脇でピンク色の揃いのサリーを着てお茶を振舞っている女性たちがいます。普通のチヤ(甘いミルクティ)だけでなく砂糖抜きの紅茶、レモンティーまでそろえる気の遣いようで、多くの人が立ち寄っています。

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この女性たち、実は、2007年までシャプラニールがカトマンズの低所得者層の支援活動を現地NGOのSOUPと一緒に行っていたときに支援した女性グループ「マープチャ」のメンバーでした。自分たちの地域でのボランティア活動に役立とうと朝早くから、1500人分のチャイと軽食を用意したと言います。「1000人ぐらい来ると聞いたけど、一人で2杯飲む人もいるからね、多めに作っておかないと」。

70名となったグループは今でもケータリングの活動をしながら収入を生み出し、さらに利益の一部はSOUPに寄付することを続けているそうです。今日の活動もケータリング事業での経験を活かしてのもので、彼女たちに気負った様子はまったくなく、とても楽しそうでした。

お茶配りがひと段落するとマープチャのメンバーも取り壊し作業に加わっていきました。かつての支援活動がこのような動きにつながっていることを目の当たりにできてとてもうれしい朝となりました。

勝井

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