バングラデシュ先住民の子どもたちの文化教育支援

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バングラデシュやネパールには成長・発達、保護、参加といった基本的権利を享受できない子どもたちが多く存在します。シャプラニールは子どもの権利の中でも成長を阻害する「児童労働」と、健全な発達や社会参加に欠かせない「教育」について、とりわけ行政やNGOの支援から取り残された子どもたちや地域を対象とした活動を行っています。

当会では、持続的な開発目標(SDGs)の17の目標のうち、本プロジェクトでは以下の解決を目指し、活動しています。
SGDsのゴール1SGDsのゴール4SGDsのゴール8SGDsのゴール10SGDsのゴール16SGDsのゴール17

私たちが活動で目指すこと

サンタルと呼ばれる先住民の子どもたちが、
地域の他の子どもたちと同様に、公立小学校での教育を
継続して受けられること。


サンタルと呼ばれる先住民の子どもたちは、時に他の子どもたちと一緒に学ぶことを嫌がられ、いじめられることもあります。公立小学校の教師たちはサンタルの生活習慣について詳しくなく、特に気にかけることもありませんでした。彼ら/彼女らが学校に通わなくなる、試験で合格できず進学できず落第してしまうなどの割合は国の平均に比べ極めて高い状況です。

そこでシャプラニールは、子どもたちが独自性を維持しつつ、将来的にバングラデシュ社会と共存できる力を得られるよう、青少年を中心としたグループによる活動を通じて先住民族の文化を伝承する活動を行います。また、ベンガル語を母語にしない子どもたちが、ベンガル語で進められる小学校の授業を楽しんで受けられるよう就学支援教室を開催しています。

 

動画でみるシャプラニールの活動

目標を実現するために取り組んでいること

子どもたちに対する取り組み

aborigines_children_02小学校に就学する前の子どもたちを対象に、ベンガル語による授業に慣れておくための就学支援教室を開催します。就学支援教室で使う教科書や黒板、チョーク、ボールペンなども準備するほか、制服や昼食も提供します。

 

親や家族に対する取り組み

aborigines_children_05就学支援教室の子どもたちの親に対して、子どもたちの栄養サポートのための家庭菜園用の種や苗を提供し、野菜づくりについても教えます。子どもたちの教育費を支援するために、親に対して経済的な支援も行います。

 

学校(教師)に対する取り組み

aborigines_children_04公立小学校の教師がサンタルについて理解を深められるように、就学支援教室の訪問の機会をつくります。国際母語デー、国際識字デーなどの機会に参観日を設けます。

 

地域に対する取り組み

aborigines_children_03サンタルの青少年グループによる文化交流会を通じて、自己の文化に対する誇りを持てる環境を作ります。郡の教育事務所や公立学校の運営委員会、サンタルの問題に取り組んでいるNGOと関係を深め、教育関係者のサンタルに対する理解を高めます。

 

NGO × 企業・団体との協働

domestic_servant_06さまざまな企業や団体から、ご寄付での支援、物品寄付「ステナイ生活」での支援、現地の事業への直接支援などでご協力をいただき、事業を進めてきました。SCR活動にご興味ある方・お問い合わせはこちらをご覧ください。


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パートナー団体紹介

団体名Gram Bikash Kendro
(略称:GBK、略称読み:ジー・ビー・ケー)
地域ディナジプール県チェヘルガジ村、シュンドルボン村、ファジルプール村
年間予算・スタッフ数177 万円・13 人(2012年度)
裨益者数約343 人、間接的な裨益者を含めると2,680人
団体概要1993 年、ディナジプールにおいて社会的な問題に強い関心をもつ若者たちによって始められた。
先住民、女性、子ども、障害者など社会的、経済的に不利な立場におかれている人々が、エンパワメントされて本人や周辺が変化を促すための活動を行っている。
先住民支援では基礎教育に力を入れており、同時に先住民としてのアイデンティティを守るための文化活動も盛んである。
また土地権利の問題などに力を入れている。
年間の予算規模は1 億3,406万円(2010年度)スタッフ数は533人。
 

現地活動ルポ