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 イショルゴンジ郡では、「子どもは普通教育を受けさせずにマドラサというイスラム教の宗教学校に3年ほど通わせた後、父親を手伝って農業をすればいい」と考える親が多くいます。

そこでCOLIでは、就学年齢になった子どもが政府の学校など普通教育を受ける流れをつくるため、地域住民の協力を得て就学前児童に対する教室を試験的に開始しました。

 現在、40名(男子22名、女子18名)が通ってきています。地域住民は、このような機会が作られれば、この地域の普通教育の就学率も上がるだろうと期待しています。

また親からの反応も良く、子どもたちが就学年齢になったら普通教育を受けさせようと意識に変わってきています。(ロフィクル・イスラム/プログラムコーディネーター、COLI

(写真:教室に参加している女の子たち)

取り残された人びとのエンパワメント