シルピー・ベグムさんは、PAPRIの行う識字教室に通い、ベンガル語のアルファベットを学び、自分の名前と住所などが書け、簡単な計算もできるようになり、教育の大切さを実感しています。
彼女の両親は文字の読み書きができず、5人いるきょうだいの誰も学校にいったことがなく教育の大切さを理解していませんでした。
また、近所の人々は、その識字教室に通った子どもたちは、キリスト教を教え込まれ、死んだときには黒い布に包まれてイスラム教徒ではなくされてしまう、と考えていました。
PAPRIのスタッフが説明して誤解を解いたほか、シルピーさんが熱心に勉強する姿や変化を見て、近所の人々も教育の大切さを理解するようになりました。今、シルピーさんはこの地域の状況を改善していきたいと思っています。(ルナ・ジャハン/フィールドオーガナイザー、PAPRI)
(写真:識字教室で学ぶシルピーさん(手前))
取り残された人びとのエンパワメント