バングラデシュの中洲(チョール)における児童教育支援

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バングラデシュやネパールには成長・発達、保護、参加といった基本的権利を享受できない子どもたちが多く存在します。シャプラニールは子どもの権利の中でも成長を阻害する「児童労働」と、健全な発達や社会参加に欠かせない「教育」について、とりわけ行政やNGOの支援から取り残された子どもたちや地域を対象とした活動を行っています。

本プロジェクトでは、持続的な開発目標(SDGs)の17の目標(ゴール)のうち、以下の解決を目指し活動しています。
SGDsのゴール1SGDsのゴール4SGDsのゴール8SGDsのゴール10SGDsのゴール16SGDsのゴール17

私たちがこの活動で目指していること

中洲に暮らすすべての子どもたちが、
公的な教育が受けられれること



明日も学校へ行こう!プロジェクト

中洲(チョール)とは言えその規模は離島で、他の支援は届きづらく教育の機会も限られています。1つのチョールの、2つの村において、特に貧しい家庭の子ども対象に8つの児童補習学級を運営しています。しかし、依然として子どもの未就学率や落第率は高い状態です。

私たちが活動する中洲の子どもたち(7歳から10歳)の約20%が小学校へ入学しておらず、入学しても10%以上が途中で通えなくなっています。この背景には、学校運営委員会(日本の教育委員会とPTAをあわせたようなもの)がうまく機能していないことや子どもの教育に対する関心が低さなどがあります。

シャプラニールでは、これまで不定期開催であった保護者や地域住民とのワークショップ(意見交換会)を定期的に行い、子どもたちの就学状況の改善の取り組みを行っています。

動画でみるシャプラニールの活動


目標を実現するために取り組んでいること

子どもたちに対する取り組み

choor_children_02公立小学校への円滑な復学と通い続けられるようになるための補習教室を8つ運営します。小学校の教科書のほか、ノートやボールペンなどの文具、チョーク、黒板、定規など、教育や教室運営に必要な物資を提供します。また、学習年齢に達した子どもたちのいる世帯を調査し、状況を把握します。

教師に対する取り組み

choor_children_03公立小学校を毎週訪問し、教師たちと、身体の弱い児童の様子、補習教室に通う児童の出欠状況、成績などについて共有し、通学をやめてしまうことを未然に防ぎます。
また、補習教室の教師に対してはトレーニングを継続して行います。

保護者に対する取り組み

choor_children_04保護者とミーティングを行い、教育の重要性を伝え、子どもたちが学校に通い続けられるように働きかけます。学校運営委員会、学校関係者、その他関係機関や人々との間を取り持ち、連絡の取り方について知らせます。

行政や地域の人々に対する取り組み

choor_children_05保護者のほか、専門家、小学校の運営に影響力のある個人による地域教育促進委員会 の設置を働きかけ、学校運営委員会への支援とあわせ、地域住民に学校教育に対する意識啓発を行います。

NGO × 企業・団体との協働

domestic_servant_06さまざまな企業や団体から、ご寄付での支援、物品寄付「ステナイ生活」での支援、現地の事業への直接支援などでご協力をいただき、事業を進めてきました。SCR活動にご興味ある方・お問い合わせはこちらをご覧ください。


これまでの成果とSDGsへの貢献

重点分野のひとつ「子どもの権利を守る」取り組みが具体的にSDGsのどの部分の達成に貢献しているのか、該当するゴールとターゲットとその達成度を測るために設定された指標に照らし合わせました。

SGDsのゴール4「質の高い教育をみんなに」該当ゴール 4
すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する


ターゲット 4.1
2030年までに、すべての子どもが男女の区別なく、適切かつ有効な学習成果をもたらす、自由かつ公平で質の高い初等教育および中等教育を修了できるようにする。

指標4.1.1
(i)読解力、(ii)算数について、最低限の習熟度に達している次の子供や若者の割合(性別ごと)( a)2~3学年時、(b)小学校修了時、(c)中学校修了時

どのような貢献をしているのか
対象地域内12校の生徒4,829人が主な対象。学校運営協議会の活動強化や教育の質の向上に取り組んだ。対象地域の就学率は76%(2015)から99%(2019)まで向上。5年生修了試験合格率は86%(2015)⇒86%(2018)と変化がなかった。※2018年に試験の形式が大幅に変更となったことが影響していると考えられる。

関連資料
・会報南の風287号 特集:シャプラニールの活動から見るSDGs
・外務省公式サイト  日本のSDGグローバル指標の進捗状況について

 

パートナー団体紹介

団体名Poverty Alleviation through Participatory Rural Initiatives
(略称:PAPRI、略称読み:パプリ)
地域ノルシンディ県ライプーラ郡の2ユニオン(行政村)
年間予算
スタッフ数
約130 万円(6ヵ月)(2019 年度)
裨益者数600人(間接的な裨益者を含めると約3,000人)
団体概要1999 年、シャプラニールから独立してできた現地NGO。
首都ダッカの北東に位置するノルシンディ県(人口約190 万人)内に活動拠点をもつ中規模NGO として、マイクロクレジット、保健衛生など、広く農村開発に取り組む。独立した当初はシャプラニールのみをパートナーとしていたが、徐々に組織としての評価を高め、国連開発計画(UNDP)やユニセフ(UNICEF)などの大きな国際機関とも連携している。
現在は、チョール(川の中洲)にある小学校12校で学校運営委員会が学校運営に積極的に関わっていくよう促す。教育を担当する地方行政にも働きかけを行い、小学校の教育環境を改善し、地域の子どもたちが一人でも多く小学校に通えるようにすることを目指した活動の成果をまとめ、行政や他のNGOなどへ共有・議論する場をつくっている。
 

現地ルポ


ご支援のお願い

シャプラニールは、皆さまからのご寄付やボランティアに支えられ、1972年より独立間もないバングラデシュの農村での活動から始まり、そして現在はネパールへも活動を広げ、現地の声を聞き対話を重ねながら支援から「誰も取り残さない」活動を続けることができています。

これからもこの活動を続けるには、皆さまの継続的なご支援が不可欠です。子どもたちが適切な教育を受け、社会の一員となり生活することを支援するこの活動を、ぜひ一緒に支えるてくださいませんか。

ご支援の方法はいくつかあります。ご寄付(今回のみ、月々)、物品のご寄付など、ご都合のよいあなたのご支援で支えて下さい。どうぞよろしくお願いいたします。

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