8月の大洪水で生きた防災知識と早期警報システム

0
洪水発生時、茶色く色が変わったところまで浸水しました

洪水発生時、茶色く色が変わったところまで浸水しました

チトワン郡マディ市にあるバンダルムレ川流域に住む住民は、この川が引き起こす洪水に長年苦しめられてきました。4人家族であるマカジュ・ガネーシャさん(49歳)もその一人です。今年も例外ではありません。8月12日と13日に降り続いた大雨によって大洪水が発生しました。この時の洪水では、ネパール全土で140人以上が亡くなりました。マカジュさん自身も、この大洪水が自分たちの町の中に流れ込んでくるのを目撃したと言います。彼は非常持ち出し袋を持って、すぐに家族と共に安全な建物に避難しました。同時に、近隣住民にも避難を呼びかけたそうです。彼はまた、早期警報システム(ハンドサイレン)によって、住民たちは洪水発生がすぐにわかり素早く安全な場所に避難することができたと話していました。彼らの地域は1時間で0.5メートルも浸水し、家財道具等が水につかり、薪は流され、田植えをし終えていた田んぼも飲み込まれるという大きな被害を被ったものの、防災知識と早期警報システムのおかげで住民の生命は皆無事でした。

チトワン郡マディ市に暮らすマガジュさん

チトワン郡マディ市に暮らすマガジュさん

この地域では、過去に住民同士で洪水発生を知らせ合うことはしていましたが、今のような早期警報システムはありませんでした。そのために、彼ら住民は、多くの被害を被ってきました。マカジュさんは次のように話しています。「現在行われている洪水の危険を減らす事業は、災害管理委員会のメンバーに防災トレーニングの機会を与えてくれ、洪水の発生とその危険性を住民に早期に周知するために役に立つハンドサイレンを支援してくれました。今は、効果的な早期警報システムがあります」。事業で支援した防災トレーニングで得た知識やハンドサイレンが、実際の災害発生時に有効であり、役に立ったことを確認することができました。

キル・ガレ(シャプラニール・カトマンズ事務所、プログラムオフィサー)

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterEmail this to someone

コメント

CAPTCHA