2022年9月1日シャプラニール創立50周年にあわせ、団体ロゴとスローガン、スローガンを説明するステートメントをリニューアルしました。

シャプラニール新ロゴ

取り残さない、その小さな声を。

取り残さない、その小さな声を。

戦争や大規模な自然災害など、多くの人々を苦しめる事件の裏で
日々の暮らしそのものに困難を抱えている人がいます。
そういった声なき声をすくい上げ、一緒に感じ、考え、行動し
少しでも明日に希望が持てるよう、ともに歩んでいくこと。
それがシャプラニールの考える「誰も取り残さない」という精神です。

戦争や大規模な自然災害など
多くの人々を苦しめる事件の裏で
日々の暮らしそのものに
困難を抱えている人がいます。

そういった声なき声をすくい上げ
一緒に感じ、考え、行動し
少しでも明日に希望が持てるよう
ともに歩んでいくこと
それがシャプラニールの考える
「誰も取り残さない」という精神です。


私たちの原点となる「睡蓮」と「家」をモチーフにして生まれたロゴ

「シャプラニール」とは、バングラデシュの言葉・ベンガル語で「睡蓮の家」を意味します。

バングラデシュに派遣された初代通信員の名前が「ユリノ」だったことに対し、現地の人にユリノの「百合(英語でLily)」が「睡蓮(英語でWater Lily、ベンガル語でシャプラ)」と取り違えられ、駐在所は「睡蓮(シャプラ)の家(ニール)」と呼ばれたことに始まりました。
睡蓮はバングラデシュの国花でもあり、美しさ、決意、団結、純粋、平和、愛を意味し、市民に広く親しまれています。

私たちは、すべての人々が持つ豊かな可能性が開花する、貧困のない社会をめざしています。
睡蓮のつぼみは誰もが持つ可能性を、家は共に生きる社会、優しくあたたかな共同体を象徴しています。また、このロゴの睡蓮は人の姿にもなっており、葉の重なりは、人に寄り添い共に生きようという想いを込めています。

シャプラニールの考える「誰も取り残さない」という精神を表したスローガン

私たちは経済的な側面だけでなく、本来持っているはずの可能性が発揮できない状態を「貧困」と位置付けています。
社会の制度や仕組みから取り残され、支援の手が届いておらず、貧困状態に陥っている人々。新しいスローガンでは、そのような日々の暮らしそのものに困難を抱えている人々を「小さな声」と表現しています。それは決して「弱い存在」という意味ではなく、生まれた国や環境によって押しやられてしまっている人々です。

この「小さな声」が私たちの暮らす社会に包摂されるよう、同じ目線で一緒に感じ、考え、共に行動していくこと。助ける・助けられるという関係を超えた活動、それがシャプラニールが理想とする共生のかたちです。

これからの50年も、すべての人が持つ豊かな可能性が開花する社会をめざし、私たちは人と共に歩み続けていきます。