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日本でも、遠い国の味を楽しめる!
海外の食品を売ってるお店、どんなものが売っているか気になるけど、
入ったことはない…という方も多いのではないのではないでしょうか?
今回は千葉県習志野市にあるネパール食品・ハラール食品のお店「キッチンスパイス」さんにご協力いただき、
スパイスやお菓子など、ネパールでよく食べられている商品や、チャイの作り方などを店員のロジさんからご紹介します!

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「キッチンスパイス」店員
ロジさん (ネパール出身)

皆さん、ナマステ!私はロジです。去年ネパールから日本に来ました。仕事をしながら、両親が経営する「キッチンスパイス」のお手伝いをしています。日本の皆さんにもぜひ、おいしいネパールの味を知ってほしいです!私たちの商品の中からおすすめの食材をご紹介しますので、ネパールに興味を持ったらぜひお店にも来てくださいね!

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いろいろなスパイス

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どの家庭にも必ずある!色とりどりのスパイスたち

日本のお家だと醤油やみりん、みそなどがあると思いますが、私たちネパール人の家庭には必ず数種類のスパイスがあります。カレーだけではなく、他の料理も基本的にスパイスと塩で味付けするものが多いです。私の家でメインで使うのは「クミン」「ターメリック」「チリパウダー」など。最近は「カレー」「モモ(ネパールの餃子)」など料理に合わせて調合されたスパイスも売っていますが、スパイスの量は料理に合わせて感覚と経験で調整できる人が多いので、あまり使わないかも。一口食べたら、あっ、このスパイスが足りない…とかわかっちゃいますね!

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日本ではパッケージされたものが売っていますが、ネパールでは量り売りで買うことが多いですね。

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一番左にあるのは山椒です!日本料理のイメージが強いかもしれませんがネパールでも使いますよ!

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スパイス香るチャイを飲んでリラックス

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チャイに使われる定番の茶葉は「TOKLA」。ネパール東部の「イラム」という紅茶の名産地で取れた茶葉です。

温かいチャイを飲んで1日が始まる

「チャイ」はスパイスで香り付けされたミルクティーのこと。ネパール語では「チヤ」と言います。朝や、カジャ(軽食)を食べるときに飲みます。私たちネパール人にとってチャイを飲むことは毎日の習慣に近いです。朝、「おはよう〜」と言う代わりに「チヤ カヌ バヨ?(チャイ飲んだ?)」って聞くぐらい日常的なことですね。ネパールでは砂糖をたっぷり入れてあま〜い味にするのが定番ですが、私は少なめの砂糖でスッキリ飲むのが好きです!

チャイの入れ方をご紹介!

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今回は2杯分のチャイを作ります!まずは、1カップの水をお鍋で沸騰させます。

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茶葉(今回はTOKLA)、カルダモン、クローブ、ベイリーフを用意します。(他にもシナモン、生姜、胡椒等を入れてもいいです)

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沸騰したお湯に茶葉とスパイスを入れて3分ほど煮出します。(牛乳が苦手な方は、茶葉の量を少なめにすればこのまま飲めます)

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牛乳を1カップ入れ、混ぜます。でももっとリッチにおいしくしたかったら牛乳を水より多めに入れるのがおすすめ!

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砂糖を入れます(量はお好み。足りなかったら後から調整)ときどき混ぜないと焦げるので注意!沸騰したら弱火にしてください。

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全体がよく混ざったら茶漉しで漉して…完成!お気に入りのお菓子を用意して、ゆっくりチャイをお楽しみください。

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いい香り〜。チャイは熱々のうちに飲んでくださいね!

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パイ生地のサクサク感がおいしいお菓子「パフ」をチャイに浸して食べると…最高!

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ネパールの餃子 モモ

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ピリ辛ソースが決め手!みんな大好きネパールの餃子

ネパールの餃子は中の具材にスパイスが効いていて日本の餃子とはちょっと違った風味を楽しめます。具材はチキンやバフ(水牛)のお肉、またネパールはベジタリアンの人も多いので野菜だけのベジモモも。つけるのは、トマトをペースト状にしてスパイス、塩、レモン汁などで味付けしたピリ辛ソース!これがおいしいんですよね〜。蒸したものだけではなく、揚げたものやスープに入れたものもあります。スープモモは寒いときに食べると体の芯からポカポカになりますよ!カレー屋さんに行くとモモがメニューにあることも多いので、皆さん、カレーだけでなくネパールの餃子もぜひ食べてみてください!

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私が作ったモモです!この形にするのが難しい…。お母さんの作り方を見て見よう見まねで覚えました。ピリ辛ソースも自家製です!

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ネパールではこんな感じで街中でモモを売る光景がよく見られます。

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ネパールでよく食べられる軽食・お菓子

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サモサ

熱々ホクホクのじゃがいもがおいしい!三角の揚げパイ

蒸したじゃがいも、豆、干しぶどうなどをスパイスで味付けし、生地で包んで揚げたもの。これ、お家で作るのは結構難しいんです。特にこの三角形の形をきれいに揚げるのは大変…。なので外のお店で買うことほとんどです。日本ではあまり食べられる場所はないですが、私のお店にはスナックにしたミニサモサが売っています。あの熱々のほくほく感を感じることはできないですが、一口サイズで食べられておやつにちょうどいいですよ。

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本物のサモサとは違うけど、一口サイズで食べやすいお菓子のミニサモサ。

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ネパールに行ったら「tiptop」というお店のサモサを食べてみてください。ここのソースの味は…やばい!

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パニプリ

まんまるパリパリの見た目も名前も可愛いスナック

丸く揚げた生地に指で穴を開け、蒸したじゃがいも、玉ねぎ、豆などを入れて、そこにジョル(ソース)を注いで一口でパクッといただくスナックです。ジョル(ソース)はタマリンドというマメ科のフルーツを潰したもの、スパイス、にレモンなどで酸味を加えたもの。酸っぱ辛い味がします。これをたっぷり注いで食べると外側のパリパリと中のホクホクのじゃがいもがソースと混ざり合って、すっごくおいしいんです。

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パニプリの生地は揚げるとぷく〜っと丸く膨らみます!

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私のお店にはジョル(ソース)用のスパイスとパニプリの生地を売っています。食べ過ぎ注意です…!

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チャウチャウ(ヌードル)

お湯を入れないでそのまま食べちゃう?ネパールの軽食の定番

ネパールでチャウチャウ(ヌードル)といえば、写真に写っているネパールシェア第一位の「ワイワイ」です!お湯を入れてもいいですが、乾いたままバキっとそのまま砕いて、中に入っているパウダーを振りかけて食べるのもおいしいです。あとは砕いたワイワイに、カットした紫玉ねぎやトマト、きゅうりを加え、中のパウダーや油を入れ、最後にレモンをかけて作る「ワイワイサデコ(ワイワイの和え物)」もおすすめ!

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スナック菓子

お酒にも合う!いろいろな食感が味わえるスナック

ネパールのお菓子はいろいろありますが、スナック系はやっぱりスパイスが効いているものピリ辛なものが多いですね。おつまみにもぴったり。辛いものが苦手な方でも「ムングダル(写真:青のパッケージ)」は豆の風味と塩気が後を引く、止まらない味でおすすめです。
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ロジさんのご両親のお店「キッチン スパイス」

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今回紹介したネパールの味は、日本でもネパール食材のお店やレストランで味わうことができます。私たちのお店でもいろいろな食材を取り扱っていますが、これからはネパールのモモなどをテイクアウトして食べられるようにもしたいと思っています! 皆さん、ぜひお店に来てくださいね。SNSでもネパールの食材の情報を日本語で発信しています。ぜひフォローしてチェックしてみてください!

店舗名 キッチンスパイス
住所 〒275-0016 千葉県習志野市津田沼7丁目1−番15号
営業時間 9:00~21:00(火曜日のみ17:00〜21:00)
定休日 なし
アクセス 京成線「津田沼駅」から徒歩10分
その他 SNSでネパール食材の情報発信中!
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