シャプラニールは現地のNGOとパートナーシップを組んで事業を実施しています。そのなかで、長く一緒に事業に取り組みながら互いに学びあい、協働する団体もあります。そんなパートナー団体から50周年に寄せて、シャプラニールとのあゆみを振り返ってメッセージをいただきました。


パートナー団体:PAPRI(パプリ/Poverty Alleviation through Participatory Rural Initiatives)

シャプラニールから学んだこと

ニールから現地NGOとして独立し、1999年からパートナー団体として活動を開始しました。当初は成人識字教室、保健衛生、グループ活動を通じた生活向上支援などを行ってきました。2002年からは、UNDP(国連開発計画)などのドナー(支援機関)や、またバングラデシュ政府からも資金を得て事業を実施するようになりました。

シャプラニールは、事業を実施するときに私たちや地域の人々に誠実に接し、また経費を最小限に抑えて効果的に必要な人や課題に対する支援を行います。一つの事業が完了し、評価を行う際には、現状把握をきちんと行い、今後何が必要か、何をすべきか、次の事業を組み立てていきます。ほかのドナーは、事業計画ができあがったものが提示され、それを実施する団体としてのパートナーですが、シャプラニールは一緒に課題を把握し、計画をつくり、実施をするパートナーです。

障がいを抱えた子どもを対象としたリハビリテーションの様子

シャプラニールと仕事をしてきたことで学んだことは、問題の本質、現実を捉えることです。援助するだけではなく、その課題解決のための環境をつくり、根付かせるために多様な関係者が主体的にかかわることを目指します。これらの学びを得て活動するPAPRIは良い活動をする団体として、ほかの団体やドナーから評価されるようになり、今ではノルシンディ県のNGOとして有名になっています。今でもシャプラニールとの良い関係にあることも大きな信頼を得る理由となっています。

PAPRIでのスタディーツアー

PAPRIとして独立して23年。シャプラニールの皆さんが、長くサポートしてくださっていることに感謝しています。今後もシャプラニールがバングラデシュの人々のために活動を続けてくれること、そしてPAPRIとの関係も続くことを期待しています。

会報「南の風」297号掲載(2022年9月発行)