シャプラバ

このコーナーではシャプラニールをさまざまな形で支えてくれる皆さまの、
シャプラニールとのかかわりや海外協力への思いなどをご紹介します。


今回は、バングラデシュと深いご縁があるという、ボランティアの田部元太さんにお話を伺いました。
私はシャプラニールの運営する多文化共生コミュニティスペース「マザリナ」に、2024年の7月からボランティアとして参加しています。

 去年退職した建設会社で1991年に初めて海外赴任したのがバングラデシュで、そこで活動する日本のNGOとしてシャプラニールを知り興味を持ちました。バングラデシュへは計3回、のべ8年駐在し、ODAによるインフラ整備に携わり経済発展に貢献することができました。ただその恩恵から取り残される人が大部分であるということも事実で、行政では抱えきれないところでのNGO活動の必要性を実感しました。
 マザリナの活動や研修会ではまだ学ぶことばかりですが、外国人居住者が今後も増えていく中で地元の人との共生は必要不可欠です。行政との隙間を埋める、支援ではない多文化共生の活動に今後もかかわって行きたいと思います。

写真は田部さんよりご提供

※ 会報「南の風」306号掲載(2025年6月発行)