シャプラバ!

このコーナーではシャプラニールをさまざまな形で支えてくれる皆さまの、
シャプラニールとのかかわりや海外協力への思いなどをご紹介します。


グリーンコープ生活協同組合さが 理事長
小川幸恵(おがわ・ゆきえ)さん

グリーンコープ生活協同組合さが 理事長 
小川 幸恵(おがわ ゆきえ)さん

私たち組合員は生命につながるものすべてにおいてひとりの母親、ひとりの女性、ひとりの人間としての思いを大切にし、食べものや環境、地域福祉など日々の生活の中でできることを考えてきました。その時々でいろいろな課題がありますが、未来を信じて、活き活きと活動しています。家事支援サービス、高齢者・障がい者訪問介護事業、障がい児通所事業や相談支援事業、子育てサポート事業、生活再生事業、学習支援など充実してきています。また、福祉活動組合員基金(100円基金)を活用した地域の団体への助成をするなかで、地域福祉について考える機会となり、課題も見えてきました。そこで、私たち組合員は「住んでる街を住みたい街に」と佐賀の福祉について検討する場に「夢ヲかたちに!理事会」を開催しています。

シャプラニールとの出会い

近県のグリーンコープかごしま生協での取り組みを知り、国境を越えた子どもたちへの支援の必要性と私たちが取り組んできた南アジアへの子育て応援(ファイバーリサイクル運動)の思いと通じる活動であることを組合員が共有し、2020年より「ステナイ生活」のキャンペーンに取り組むことになりました。

2022年12月のシャプラニールの報告会では、「グリーンコープ生協さが・ステナイ生活キャンペーン」の取り組み実績、シャプラニールの支援活動についての考え方、現地の様子について教えていただきました。参加者からは「多くの子どもたちがこの活動を通して救われていること。そして遠く離れた私たちにもできることがあることを知ることができ良かった」「政府の支援が行き届いていないところに取り組むことは素敵なこと」などの感想が寄せられました。バングラデシュにおける児童労働について、家庭の経済的事情から親が子どもを働きに出すことが多いと聞き、胸が痛くなりました。子どもたちを取り巻く環境が少しでも良くなればと感じました。

これからも一緒に

ステナイ生活の不要品を捨てずに国際協力へ活かす取り組みは、私たちのファイバーリサイクル運動の目的に重なると感じました。組合員の一人ひとりの気持ちがかたちとなり、子どもたちの未来が明るいものになればと考えます。

ステナイ生活キャンペーン用の回収封筒を持った組合員と

会報「南の風」300号掲載(2023年6月発行)