タイ・バングラデシュの活動家と見た福島の今(1日目)

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3月9日から14日まで、タイとバングラデシュの市民活動家4名とともに、いわき市、富岡町、南相馬市(小高区)、宮城県丸森町、福島市をまわるツアーを行いました。

今回の企画は、福島市で活動を継続している福伝さん(ふくしま地球市民発伝所)の呼び掛けによりJVCさん、シャプラニールの3団体協働で実現したもので、昨年春ごろから企画を進めてきました。震災後の福島の現状を海外へ発信しよう、特にこれから原発建設の進行するバングラデシュ(シャプラニールの活動地)、タイ(JVC、日本国際ボランティアセンターの活動地の一つ)から発信力の強い活動家に福島を見てもらうことで、自国の原発建設に対し市民活動を広げてほしい、という思いからスタートしました。

(内容の濃い6日間だったので、数回に分けて報告したいと思います。)

―3/9(月) 1日目

成田空港集合の後、大型のバンに10名が乗り込んでの出発。一路いわきへ向かいました。タイとバングラデシュからの4人は窓から見える関東から東北の風景に、「震災から4年たったとはいえ、日本のどこに震災があったのか全く分からない」という第一印象を持ったようです。確かに町はたくさんの電気があふれ、時間の経過とともに何もなかったように見えたと思います。約3時間でいわきに到着。シャプラニールの活動地いわきで訪ねる場所や人、JVCさんの活動地南相馬市の概要についてのオリエンテーションを行いました。いわき市を説明するときに欠かせない、原発事故によるいわき市への避難状況、近隣町村の状況、いわき市沿岸部津波被災地の状況、公営住宅の状況など、まずは概況を伝えます。この後、私たちの活動拠点である交流スペースぷらっとへ移動。この日はデッサン教室が行われており、2011年10月にぶらっとを開設した当初からお世話になっている、浪江町出身のデッサンの先生や利用されている皆さんから、お話を伺うことができました。

この後、震災前は福島県でもトップの漁獲量のあった小名浜へ移動し、小名浜水産加工業組合の小野組合長からお話を伺いました。小野さんから、震災当日の様子から、現在の組合の取り組みなど詳細にお話いただきました。原発から50キロほどの距離にある小名浜漁港は、今もなお多くの方は漁業に関する仕事に戻れない人が多いこと、モニタリング検査を継続していることなど、原発事故以来小名浜の漁業の景色を大きく変えたことを伝えてくださいました。熱心に質問するゲストに、一つずつ丁寧にお答えいただく小野さんに、漁業への強い思いを感じました。

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10日からの日程はまた次の報告で…

(震災対応タスクフォース・国内G 佐藤緑)

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