fairtradedayクラフトリンク新任の小川です。
5月はフェアトレード月間、そして第二土曜日の今日は世界フェアトレードデーです。

新型コロナウイルスの感染拡大が現地生産者や、商品を使い手へつなげるお店の方々に与える影響は避けられない状況にあり、また、さまざまな想いを持って年に1度の開催準備を行ってきた本日のフェアトレードデーの大イベントも多くが中止になってしまいました。
なかなかこの写真のように気分明るくハッピーフェアトレードデー!と祝える雰囲気になれない今年の状況ですが、全国から参加者が集ってオンラインイベントが開催されこの日の意義を感じることもできた1日となりました。

シャプラニールのパートナー団体の様子については、近日中にしっかりご報告させていただきたいと思っていますが、今日は、参加したオンラインイベントの様子からフェアトレード運動について書きたいと思います。

現在、シャプラニールの坂口代表理事が事務局長をつとめるFTFJ(一般社団法人日本フェアトレード・フォーラム)主催の「世界フェアトレード・デー2020」オンライン交流会には70名近い方が参加しました。

北から南、またフェアトレードタウン運動を先導して来られたから、学生さんまで様々な立場の方が、ネット上で顔を合わせながら、お話を聞くことができました。シャプラニールでは大変お世話になっていても、初めてお顔を拝見する方もいらっしゃって、オンラインの力を見たという気がしています。

前半は様々なフェアトレード運動への取り組みを紹介するトークセッション、後半は7-8人のグループに分かれそれぞれの意見を交わす交流会の2部制。

フェアトレードとは、詰まるところは、取引のシステムのことをいうのではなく、思いやりの理念であるということ。フェアトレード運動を盛り上げるには「いかに周りの人を巻き込み、いかに自分がその活動を楽しむか」ということ。そんなことを改めて感じていました。
今年は、そうした人との関わり方を、今までとは違った方法で模索していく1年になると思います。オンラインイベントの活性化も、新しい取り組みですが、苦しい中に新しいことが見えてくるのかもしれないと思っています。