【児童労働反対キャンペーン】児童労働者数、過去20年で初めての増加に警鐘

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2021年6月の児童労働世界反対デーをまえに、国際労働機関(ILO)と国連児童基金(UNICEF)が4年ごとに発表する児童労働の世界動向を示す共同報告書「児童労働の世界推計」の最新版が公開されました。

児童労働に従事する子ども(COVID-19感染拡大前に撮影)

ネパールにて児童労働に従事する子ども(COVID-19感染拡大前に撮影)

報告書には、2000年以来、減少傾向にあった児童労働が初めて増加に転じてたと伝えられています。
・世界では約1億6000万人の子どもが児童労働に従事
・2000年から減少していた児童労働者数の数が過去4年間で約840万人増加(COVID-19感染拡大前より増加傾向)
・子ども(5-17歳)の10人に1人が児童労働に携わっている
・5-11歳の児童労働が急激に増えた(2016年よりも1680万人増加)
・児童労働の約7割が農業セクターに従事している(児童労働の72.1%が家族、親戚内で起きている)

また適切な対策がとられないと、COVID-19の影響もあり2022年末までに890万人さらに増えて1億6890万人に増加すると予測されており、国連が定めた世界目標「2025年までにあらゆる形態の児童労をなくす」というSDG目標の達成は困難であると指摘されています。

◆シャプラニールの取り組み
私たちの児童労働をなくす取り組みの一つに「バングラデシュの家事使用人として働く少女への支援」があります。これは、人目につきづらい閉ざされた室内で働かされている少女たちへの取り組みです。読み書きや技術研修などを学べる「支援センター」を現地NGOとともに運営しています。少女たちは勉強するだけでなく、同じ年の少女たちと過ごすことができます。

実際に報告書では、女子よりも男子の児童労働者数が多いが、児童労働の定義を拡大して、家事、きょうだいの世話などを含む家事手伝いを週に21時間以上行っている子どもを含めるとその差は縮まるということが示されており、「隠れた児童労働」の存在を指摘しています。

シャプラニールの取り組みだけでは、児童労働をなくすことはできません。
2021年の児童労働撤廃国際年。今こそ、各国政府や企業、労働組合、市民社会、地域・国際機関などの連携した働きかけの必要性が求められます。ぜひ、児童労働の撤廃を目指し、シャプラニールとともにアクションを起こしましょう!

◆児童労働削減のためにできること
現在、シャプラニールは「児童労働反対キャンペーン2021」を行っています。私たちの取り組みを広く伝え、一人でも多くの方に児童労働という大きな問題に関心を寄せてほしいと考えています。

普段の生活の中でもできることがたくさんあります!まずはできること、見つけてみませんか。
・不要となってしまった本・CDを寄付をする
・シャプラニールのSNSをフォローして活動を応援する
・児童労働がテーマとなった動画を見る
・児童労働について知っていることを家族や友達に話す

▶キャンペーン詳細はこちら
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▶『児童労働:2020年の世界推計、傾向と今後の課題』
原題:Child Labour: Global estimates 2020, trends and the road」はこちらをご覧ください。

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