【イベントレポート】世界の児童労働について学びました。

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こんにちは!広報グループインターンの岡望美です。先日、児童労働をテーマにしたオンラインイベント「知る×action~子どもたちの未来を守るのは私たち~」を開催しました。今回はその様子や学んだこと、感じたことをお伝えします。 IMG_7914
このイベントでは、児童労働ネットワーク(CL-Net)杉山綾香さん、認定NPO法人テラ・ルネッサンス理事長の小川真吾さん、シャプラニールバングラデシュ事務所所長の内山が、日本、ウガンダ、バングラデシュとさまざまな場所から中継し、多様な視点で児童労働問題について考える機会になりました。 

 各団体ごとに児童労働の現状や課題、各団体がどのような取り組みを行なっているかを紹介し、登壇者三人がパネルディスカッションを行いました。そして最後には参加者からの質問を受け付け、活発な議論が行われました。 そして最後には、みんなでレッドカードを掲げ意思表示をしました。

児童労働のいま 

2021年6月の児童労働反対世界デーを前に、国際労働機関(ILO)とユニセフは、世界の児童労働者数が推定1億6000万人に上ったと共同報告書で発表しました。これは世界の子ども10人に1人が児童労働に従事していることになります。 

2000年から2016年の間に9,400万人減少するといった改善を見せていたものの、この20年間続いてきた児童労働終焉に向けた歩みが、今年初めて止まったことに警鐘を鳴らしています。 

またCOVID-19の影響により、2022年末までに900万人の子どもが児童労働に陥る危険性があり、このまま社会保護がされなければ4600万人に上る可能性もあるとも言われています。児童労働とは、子どもの健やかな成長を妨げる労働を指します。その中でも、危険な労働は多くの割合を占めており課題となっています。 

意外と身近な児童労働 

このような児童労働の現状を知り、「世界にはまだまだ大変な課題があるんだな」と一見自分とは関わりのない社会問題に感じるかもしれません。 しかし、児童労働問題は意外にも私たちの身近に存在しています。 

児童労働ネットワークでの事例は、ポテトチップス。 

例えば、あなたがいつも買うポテトチップスを思い出してください。 

加工する工程で使われるパーム油は、そのほとんどが海外からの輸入に頼っており、その生産農園では子どもが働かされている場合もあります。 私たちが普段手に取る商品に児童労働が関わっている可能性は低くなく、 消費する側として、商品がどのようにして私たちの手に届いているのかを意識することの重要性を再確認しました。 20210625_onlineevent1

世界の児童労働 

今回のイベントでは、さまざまな形態の児童労働が紹介されました。 その中でも、認定NPO法人テラ・ルネッサンスからのウガンダの事例が私は一番印象に残りました。 紛争中、子どもたちが子ども兵として労働に従事しており、 誘拐され子ども兵として労働に従事するケースも多かったといいます。 兵士になった後は、銃の扱い方を指導され、命令に従わなければ懲罰を受けたり、地雷がないか確認のため先に歩かされるといったりと、精神的にも身体的にも大きな傷を負うような経験をした子どももいるそうです。 

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またウガンダの事例とバングラデシュの事例で共通していた課題は、 女の子の児童労働に注目していく必要があるという点でした。 子ども兵と聞くと男子をイメージする人が多いとは思いますが、ウガンダの子ども兵帰還者の24%が女子です。彼女たちは望まない結婚やそれによる村での差別など、帰国後の身体面以外のケアが必要となります。 

内山さん講演画像

バングラデシュでも、女の子の児童労働者数は増加しており、危険な労働に従事する女の子は大幅に増加しているという課題もあります。 

このような児童労働は表からは見えないため、正確な数が分からず、実際は今出ている数値よりも多くの児童が労働していると想定されます。  

 

今私たちにできること

私たちが今できることは何か。 

まずは世界や各地域における児童労働の現状を知ること、学ぶことだと学びました。 私自身、シャプラニールでの活動を通じてバングラデシュやネパールの児童労働問題について少し詳しくなったつもりでいました。しかし、私が学んできた児童労働は、全体のごく一部でしかなく、今回のイベントを通じて児童労働問題の幅広さと複雑さ、重要さを再確認しました。 「児童労働」という問題について、時に深く、時に広く学んでいく必要があると今回のイベントを通じて感じました。 

そして、それらをアクションに移していくことも必要だと思っています。 募金や寄付などさまざまな形で行動に移すことができます。 しかし、児童労働問題に関心を持ってくれる人が増えるほど、社会に与える影響力も大きくなるので、杉山さんの「自分が学んだことを発信していくことが大切」だという言葉の通り、自分が学んだことを周りに発信・シェアしていくことも大切だと思い直す機会になりました。

そして今回のイベントは、シャプラニールのYouTubeにて配信しています。
予定が合わず参加できなかった方、もう一度みたい方などはぜひご覧ください!

 


シャプラニール児童労働反対キャンペーン2021(6/10~7/31)
6月12日は「児童労働反対世界デー」。そして、2021年は国連が定めた「児童労働撤廃国際年」です。私たちはこのキャンペーンを通して、世界の児童労働の実態、シャプラニールが行うバングラデシュとネパールの児童労働への取り組みをお伝えします。児童労働について知って、学んでもらい、さらに児童労働撲滅に向けて、ひとり一人ができる「アクション」についてSNS上で情報発信をしています。

▼キャンペーン特設ページはこちら。『何ができるか、一緒に考え、行動しませんか?』
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