【イベントレポート】立命館大学“シチズンシップ・スタディーズⅠ”に参加しました!vol.2

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こんにちは、国内活動グループインターンの小野です。 

先日、再び立命館大学の授業に参加させていただきました。
1回目の様子はこちら
今回はなんとシャプラニールのネパール事務所職員であるスリジャナさんのお話を伺いました。
スリジャナさんは、ネパールの首都カトマンズの隣に位置する都市ラリトプールに住むネワール民族の方で、今回ネワール民族の文化や生活についてもお話してくださいました。 

スリジャナさんのお話に真剣に耳を傾ける生徒さんの様子

スリジャナさんのお話に真剣に耳を傾ける生徒さんの様子

授業の大まかな内容は下記の通りです。 

  • スリジャナさんの自己紹介やこれまでの活動について 
  • ネワール民族の文化・行事 
  • 今後のネパールの事業展開 
  • コロナ禍におけるネパールの生活、子どもたちのこと 
  • ロックダウン中の街の様子 
  • COVID-19緊急救援について 
  • クラフトリンク(フェアトレード)事業について 
  • 質疑応答 

スリジャナさんからたくさんのことをお話いただきましたが、全てを紹介することは難しいため、特に印象に残っている3点と生徒さんから出た質問をいくつかご紹介したいと思います。 

1点目は、ネワール民族の女性は一生に3回結婚するという文化があることです。ネワール民族とは、ネパールのカトマンズ盆地一帯に居住する民族のことを指します。最初“3度結婚するという言葉だけを聞いた際はいたと同時に少し疑問を抱きました。しかしその内容や意味を聞くと、よりネワール民族の文化や背景を知りたくなりました。

 さて3回の結婚とはどういうことなのか、実はこの結婚、相手がそれぞれ異なります。

ネワール民族の文化・行事

ネワール民族の文化・行事

1度目は果物7歳~9歳頃)2度目は太陽7歳~11歳頃)3度目は旦那さんです。
1度目は「ベル」という果物との結婚となります。この果物は表面が硬く、中身の果汁も腐らないことから、永遠に変わらない結婚の象徴といわれています。次に太陽について、太陽は永遠にあるものとして、旦那さんに先立たれた場合に守ってくれるといわれています。この2度の結婚を経た後、旦那さんとなる方と結婚するようです。またそれぞれの結婚には儀式が伴いますが、太陽との結婚の儀式では、数日にわたり部屋で隔離されて過ごすという慣習があり、近年では倫理的からその内容は少しずつ変化しているようです。
日本にも七五三や成人式などの慣習が存在します。自分の地域に昔から存在する風習やしきたりと比較し、その違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。 

2点目は、ロックダウンにより職を失った日雇い労働者が帰郷の途中に亡くなってしまう場合があるという話です。 ネパールでは324日からロックダウンが開始され、7月に一時解除されたものの、8月に再度ロックダウンとなりました。これに伴い多くの方が仕事を失い、特に農村部から都心部へ出稼ぎに来ていた日雇い労働はその影響を受け、帰郷を余儀なくされました。しかしロックダウン中は公共交通機関が止まっているため、彼らは歩いて遠く離れた自分の故郷へ帰らなければならず、中には道半ばで力尽きてしまう人もいるそうです。普段私たちが生活している中では考えも及ばないことが、世界のどこかで起こっているということに、心が痛くなりました。今回の新型コロナウイルスの影響は計り知れないですが、自分の身の回りだけではなく、少し視野を広げ、知る努力をし続けたいと思いました。 

3点目は、ロックダウン中の街の様子です。

ロックダウン中のネパールの様子

ロックダウン中のネパールの様子

皆さんはこの写真をみてどのように感じましたか。
私は青い空と遠くまで見える道路に非常に感動しました。 私はネパールを実際に訪れたことはないですが、普段の街の様子を映した写真や動画と比較しても、まったく異なった景色が広がっていると感じました。ロックダウンによる影響は思いがけないところにも表れているようです。
今回の新型コロナウイルスにより、程度の違いはありますが、暮らしの様子が変化した方が多いのではないでしょうか。切り取り方や見る側面によって物事の捉えた方は大きく異なりますが、この写真1つをとってみたとき、従来の自分たちの生活形態を見直すきっかけに十分な1枚だと思いました。 

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続いて生徒さんからの出た質問とその応答をいくつか紹介します。 
(生徒の皆さんは事前に他のシャプラスタッフからネパールの概要等を学び、日本にきている出稼ぎ労働者について調査も行いました。その中で感じたこと、疑問などを直接スリジャナさんに質問されてました。)

Q.ネパールの首都であるカトマンズに住む方も外国へ出稼ぎに行くことがありますか
→富裕層の方でもよりよい仕事や正規の雇用を求め、外国へ出稼ぎにいくことがあります。また農村部から都心部のカトマンズへ出稼ぎに来ても仕事が見つからず、さらに外国へ出稼ぎに行く人もいます 

Q.仕事を求めて日本へ出稼ぎに来る方は、どのように渡航費用や生活費を工面しているのですか。
→ネパールには現在、外国へ出稼ぎに行く人を支援する団体や機関はありません。そのため出稼ぎに行く人のほとんどは、近所の方や銀行からお金を借りています。しかし高利子によって返済に苦しみ、自分の土地を売却し支払いに充てている人もいます
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最後になりますが、この授業に参加させてくださった立命館大学の皆さん、お話をしてくださったスリジャナさん、通訳をしてくださった菅野さんありがとうございました。現地スタッフを交えながらのオンライン授業はシャプラニールとして初めての試みでしたが、立命館大学の生徒の皆さんのご協力により、大変有意義な時間となりました。現在の新型コロナウイルスの影響から、海外での研修はまだまだ難しい状況ですが、今回の授業の成功はオンラインでの可能性がまた1つ広がるきっかけとなりました。実は立命館大学とシャプラニールの共同授業は今回だけではなく、約2か月間行ってきました。過去の授業の様子も一部ブログにまとめているので、ぜひご覧になってみてください。 

 

国内活動グループ・インターン 小野

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