成蹊大学サマーセミナー“新型コロナウイルスと社会問題”に参加しました!

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みなさんこんにちは、はじめまして。

国内活動グループのインターンとして新たに携わらせていただくことになりました、小野と申します。これからよろしくお願いいたします。

さて、早速ですが先日成蹊大学ボランティア支援センター主催のサマーセミナー「新型コロナウイルスと社会問題」に参加してきました。
成蹊大学講義 写真

本セミナーは3部構成で、以下のような流れでした。

第1部 【オリエンテーション】ボランティアの基礎知識・第2部への導入
第2部 【最前線で取り組んでいる方から話を聞く】シャプラニールの代表理事である坂口和隆さんとフードバ ンクみたかの西口周三さんのお話
第3部 【ワークショップ】意見交換

本来は成蹊大の学生対象のセミナーでしたが、坂口さんが登壇されるということで、私は第2部に参加させていただき、コロナ禍においても最前線で活動を続けていらっしゃるお二方から団体の説明や現在の活動状況をお聞きしました。

まず坂口さんからシャプラニールの概要や活動内容、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響を受ける南アジアの様子や支援状況等の話がありました。現在シャプラニールの活動国であるバングラデシュやネパールでも感染者は増加しており、8月4日時点では以下のようなデータが出ています。

バングラデシュ244,020人・人口比0.15%

ネパール    21,009人 ・人口比0.07%

日本      42,167人 ・人口比0.03%

日本のデータと比較すると、その深刻さがうかがえます。
また追い打ちをかけるように巨大なサイクロンが発生し、インドやバングラデシュに大きな被害をもたらしたため、十分なウイルス対策が困難になってしまっているといった話がありました。行政も支援は行っているものの、その支援にアクセスできない人が多数存在し、シャプラニールはそういった「取り残されている人々」を中心にアプローチしています。

全体のお話を通し、緊急時において取り残される方々に支援が迅速に確実に届くためには、常日頃から対象の方と近い距離で関わっているかどうかが非常に重要だということを感じました。取り残されてしまっている人を正しく把握し、彼らが今本当に必要としているものを確実に届けることは、普段から現地と密な連携を行い、対象の方々との間に信頼関係があるからこそできるのだと感じました。

続いてフードバンクみたかの西口周三さんから、フードバンク設立の経緯や日本の社会問題からみるフードバンクの活動意義、現在の活動状況等のお話をお聞きしました。
フードバンクみたかは2019年7月1日に市民の有志で立ち上げられ、1年目にしてフードドライブ14回、166世帯・255名を支援するという素晴らしい実績を残しています。自分たちで全て行うのではなく市との連携を図っており、市の相談窓口を訪れる生活困窮者の中から、食料譲渡に適している方に対応するというシステムをとることで、本当に食料を必要としている人に食料が届くようになっています。
日本は相対的貧困率が高く、日本の貧困は見えにくいと言われていますが、そうした部分に目を向け、手を差し伸べる人が1人でもいれば取り残されるという状況は少なくなっていくと感じました。

またこのフードバンク活動は、フードロス削減と食のセーフティネットという環境と福祉の2つの社会問題解決に繋がる取り組みでもあります。現在世界では本来食べられるはずの食品が多く廃棄されており、2016年度のデータでは日本国民1人あたり毎日ご飯1杯分の食料を捨てているといわれています。しかしその一方で相対的貧困が問題となっており、2018年度の調査では7人に1人の子どもが貧困状態にあるといわれています。多くの食料が捨てられる一方で、貧困に苦しんでいる人々がいる、そんな両者をつなぐことで、2つの問題へのアプローチを同時に担っているのです。また日本は食糧自給率が非常に低く、東京だけでいうと約1%と驚愕の低さです。フードバンク活動はこの食糧自給率の問題へも貢献する取り組みの1つといえるのではないでしょうか。

最期に西口さんが話の冒頭でおっしゃっていた、大切にされている2つの言葉を紹介します。

「明日は我が身」「良きサマリア人」

「明日は我が身」という言葉は聞いたことのある人が多いと思います。
「良きサマリア人」とは隣人愛を説くエピソードとして語られており、簡単に説明すると、ある人が山道で盗賊に襲われ瀕死状態であるところを、その道を通る大勢は無視しますが、サマリア人は丁寧に介抱したという話です。
この2つの言葉を聞いた時、私は現代社会を生きる我々に必要なことは、“想像力”と“当事者意識”なのではないかと感じました。特に現在の状況下では、社会の変化速度が激しく、いつ自分を取り巻く環境が崩れてもおかしくありません。「明日はもしかしたら自分かもしれない」と想像することができれば、今社会で起きている数多くの問題を自分事として考え、困っている人に手を差し伸べることが当たり前にできるようになるのかもしれない、そう思いました。

現在の状況だからこそ“想像力”と“当事者意識”をより強くもって、自分にできることからできる範囲で取り組んでいこうと思います。

フードバンクみたか

https://www.facebook.com/foodbankmitaka/

国内活動グループインターン 小野

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