全国20カ所にある「地域連絡会」は、シャプラニールの会員が中心となって活動しているボランティア組織です。そのひとつ、栃木県宇都宮市を拠点にして活動する「とちぎ架け橋の会」が開催した「世界のフェアトレードと地域の良いものマルシェ」が届きましたのでご紹介いたします!

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先日、「フェアトレードタウン宇都宮をめざす会」と協力して、「世界のフェアトレードと地域の良いものマルシェ」を開催しました。宇都宮市の中心部から若干離れていましたが、沢山の方々に来て頂きました。ヒーリング音楽演奏、フェアトレード商品や自然食品の販売、キッズ体験コーナー、こどもサリー着付け体験など、会場は多いに盛り上がりました。宇都宮友の会の指導のもと、スパイシーカレーの料理講習会も同時開催され、用意された60食が完売しました。

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友の会のみなさんのカレー作り

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マルシェ会場には多く方にご来場いただきました

今回は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)のうちの一つである「子どもの貧困対策」をテーマにしたイベントでした。先ず、シャプラニール=市民による海外協力の会の小松豊明事務局長が「バングラデシュの働く少女」についての講演を行いました。バングラデシュの少女たちが家事使用人として働いている現状とシャプラニールの活動が紹介され、十数人の参加者たちが真剣に聞き入っていました。中には、「バングラデシュでのプロジェクトを10年前に見学した」という方がいました。講演会の最後に、、「児童労働をなくそう」の意思を示す「レッドカード」をかかげ、シャプラニール児童労働反対月間キャンペーン2019にも参加しました。
続いて、こども食堂サポートセンターとちぎ代表の荻野友香里さんが「宇都宮の子どもの貧困)」についての講演をし、子ども食堂の取り組みが紹介されました。こちらの講演会の参加者は少なく、こども食堂は、まだまだ広く知られていない事を実感しました。

シャプラニール小松事務局長にはバングラデシュの家事使用人として働く少女たちのお話をしてもらいました。

シャプラニール小松事務局長の講演

以下、参加者からの感想です。
・シャプラニールの活動が発展していることをしりました。頑張ってください。一人でも多くの人が貧困から抜けられるように。
・栃木県の現状に関心があった。どんな型を望まれているのか、何故必要なのかを考えさせられた。(子ども食堂)

今回のイベントを通じ、こどもの貧困や児童労働問題に関心を持つ人が増えて、「誰一人取り残さない」社会の実現に一歩づつ近づけたら良いと思います。

とちぎ架け橋の会メンバー 天知