はじめまして。国内活動グループインターンの笹原彩咲です。

1/21に開催された講座「シャプラバ!すべての子どもたちが学校に通えるように~バングラデシュの先住民族支援活動~」に参加してきました。

今回のシャプラバは、2016年7月までダッカ事務所長を務めており、通算6年半バングラデシュで生活をしていた藤﨑さんのお話でした。はじめに参加者のみなさんで自己紹介を行いました。学生から社会人まで様々な方がいらっしゃっていたので、そこでもいろいろなお話が聞けて楽しかったです。

講座はバングラデシュの気候・人口・宗教など基本的な内容からはじまり、その後はバングラデシュの先住民族についてお話していただきました。バングラデシュではほとんどの人がベンガル語を母語とするベンガル人ですが、全人口の1.13%は母語が非ベンガル語の先住民族だそうです。

先住民の多くは独自の言語・文化・習慣を保っていることから、多数派であるベンガル人から差別的な扱いを受けることがある他、ベンガル語で実施される授業の内容が理解できず、高等教育に進む人も少ないということをお聞きしました。

ワークショップでは、“言語が異なるために必要な情報が得られない”という先住民の問題を体感し、先住民の気持ちをみんなで考えてみました。

また、先住民を含むマイノリティの子どもたちが初等教育を受けられるようにと、2016年4月より行っているプロジェクトについて説明していただきました。入学率は向上していても卒業できる人はなかなかいないようで、「継続」が今後の課題となっているそうです。

そんな中で村で初めて小学校を卒業したという女の子のお話があり、笑顔で卒業した写真を見せていただいたのが、とても印象に残りました。その女の子に続いて、今後たくさんの子どもたちが学校を卒業できたらいいなと思うので、自分にできる支援からしていきたいと思いました。

昨年小学校を卒業したスリティ・ムルムさん(右)とスタッフのマドビ・ヘムロンさん

昨年小学校を卒業したスリティ・ムルムさん(右)とスタッフのマドビ・ヘムロンさん

国内活動グループ 笹原彩咲