本日、「エクセレントNPO」をめざそう市民会議が主宰する、エクセレントNPO大賞の発表・表彰式があり、シャプラニールが「大賞」をいただきました。

この賞は社会変革の担い手としてのNPOが市民とのつながりを強めることを目的としており、3回目となる今回は106団体からの応募がありました。「市民賞」「課題解決力賞」「組織力賞」の各カテゴリーごとに計15団体がノミネートされ、シャプラニールは組織力賞にノミネート。6団体の中から、「組織力賞」をいただきました。

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▲組織力賞にノミネートされた6団体

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▲組織力賞を受賞

ちなみに、「市民賞」は赤ちゃんと母親の社会との関わりを進める「ママの働き方応援隊」が、「課題解決力賞」は石巻の仮設住宅でストレスケアの活動を行う「にじいろクレヨン」がそれぞれ受賞しました。

3賞の発表の後、いよいよ「大賞」の発表です。組織力賞の受賞挨拶を終え、ホッとして席に着いた瞬間に「大賞は・・・シャプラニール」とのアナウンス!びっくりして席を立ち、再び舞台へ上がりました。

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▲大賞の受賞

シャプラニールが多くの会員・マンスリーサポーターや、寄付者、フェアトレード商品の購入者などに支えられ、たくさんのボランティアが活動に協力しており、広く市民に開かれた組織であること、また補助金に過度に依存しない財務体制を維持している点などが評価されました。一方で、応募書類やウェブサイト等において活動の成果がよく見えない、という審査員からのコメントがありました。活動の結果どうなったのか、ということをもっと報せるべきとの指摘です。確かに、我々も充分できていないと認識している点であり、今後肝に銘じたいと思います。

表彰式後に行われた「エクセレントNPOフォーラム」では審査員と受賞団体の代表者が登壇し、「非営利組織は社会を変えられるのか」といったテーマで意見交換を行いました。その中で審査委員長から「社会への影響を考えるのであれば、日本のNPOはもっと組織力をつけ大きくならなければならない」という指摘がありました。これについては私も同じことを考えており、この賞がそのためのきっかけになれば、と受賞の挨拶でも述べました。

事務所への帰り道、近くのたい焼き屋さんでお祝いにたい焼きを買って帰り、みんなで受賞を喜びました。