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今年に入ってサボり癖が身についてしまったようだ。いつも頭のどこかには引っかかっているのだが、コンピューターを立ち上げて、文章を書いて、写真をアップして…と考えるだけで億劫になり、やめてしまう。さっき自分のページを見たら、7月と3月の記事が同じページに出ていて、どれだけサボっていたかを改めて認識。考えてみたら写真もこのところ撮っていない。ということで現在猛反省中。

<写真:大家さんが育てたダリアの花、生活のアクセントに>

今更のようだが、少しだけ最近のネパール情勢を。

7月下旬に大統領、副大統領が選出されたあと、ネパール会議派(NC)がマオイストの率いる政府に入ることを拒否、8月15日に「プラチャンダ」ことプシュパ・かマル・ダハルが首相に選出された。そして1週間後の今日、ほぼ組閣メンバーも決まりつつあるというのが現在の状況である。

1996年の蜂起から12年後、マオイストが政府を率いることになると誰が予想しただろう。数年後にはマオイストの主要リーダーたちは地下に潜行(スタッフの話によると、一部では「プラチャンダという人物は実在しないのではないか」と囁かれるほど、実態が知られていなかったという)、マオイストの人民軍は国軍と衝突を繰り返し1万人以上の人が亡くなっている。武力闘争を続けてきたマオイストが武器を捨てたのは2006年10月、つい最近のことだ。それが今ではネパールの政治の中心にいるというのは、よくよく考えると驚くべきことではないだ。(ネパール国民が制憲議会選挙を通してこれを実現させたという意味で)

しかし、制憲の中心にある3政党(マオイスト、統一共産党、マデシ・ジャナオディカル・フォーラム)が新生ネパールを担えるか、力量が試されるのはこれから。はらはらしながら見守る日が続きそうだ。