こんにちは!コミュニケーショングループインターンの黒瀬です。

今回は、2023年8月25日(金)に開催したインターン企画【《大学生向けイベント》日本語で国際交流〜留学生と仲良くなろう!〜】の様子をお伝えします。

留学生17名と日本人5名が参加し、およそ90分間様々なアクティビティを通じて仲を深めることができました。さっそく、そのイベントの様子をご紹介します。

「日本人と交流する機会がない」

シャプラニールの多文化共生事業に関わる中でそんな留学生たちの声を聞き、インターンの鈴木、白石、黒瀬の3名で企画し、新宿区にある日本語学校「新世界語学院」の皆さまの協力をいただいて実現したのが今回のイベントです。2カ月前から熱心に準備し、簡単な日本語を使ったわかりやすいアクティビティを考えました。

そしてついに迎えたイベント当日。教室にはネパール、ベトナム、モンゴルからきた留学生。そして日本人、ウクライナ人の参加者の方が集まりました。最初の挨拶に、留学生の方々から元気な挨拶が返ってきたのがとても嬉しく、緊張が解けていくのがわかりました。

自己紹介のやり方を説明するインターン生

まずは、グループに分かれの自己紹介タイムです。名前、出身地、そして好きな食べ物を紹介しながら、参加者同士の仲を深めます。私のグループの留学生たちの中では、ラーメンが特に人気の食べ物でした!

参加者の皆さんと意外な共通点も見つけました

さらに距離を縮めるべく、アイスブレイクには「バースデーライン」というゲームを実施。これは、言葉を使わず、誕生日順に参加者たちが一列に並ぶゲームです。みんな様々なジェスチャーをして自分の誕生日を伝えようと試みます。留学生たちが漢数字を駆使して表現した場面では、思わず「あ〜!」とひらめく声が上がりました。

まずは一列に並んでみんなの誕生日を聞いてみる
言葉を使わず確認
ユニークなジェスチャーにみんな大笑い

教室が温まったところで、メインのアクティビティ「同じもの探しゲーム」を開始!グループごとにお互いの共通点を見つけ、紙に書いていくゲームです。時間内に紙を多く書けたチームが優勝です。優勝チームには豪華な商品が…!?大きな歓声が上がり、みんなのやる気も出ます。

しかし、みんなで共通点を探すのが意外と難しい様子…。好きな食べ物、行きたい場所など、みんなで案を出し合います。グループ全員が同じ気持ちになるもの、同じ経験をしたことがあるものを見つけるのは結構大変で、中には「うーん……わ…私もすきです…」「うそはダメだよ〜!笑」などと声が上がったチームもありました。でも最後はどのチームも10個以上の共通点を見つけることができ、優勝チームは18個の共通点を発見!お互いの理解を深めるという意味でも、とてもいい時間になりました。

生まれた国は違うけれど、同じものをたくさん発見

イベントの最後には、シャプラニールの多文化共生事業について紹介しました。シャプラニールが2023年9月2日にオープンする多文化交流コミュニティスペースについてお知らせします。このスペースは日本人と日本に住む外国の方が気軽にお話しし、交流できるスペースです。留学生のみなさんにもぜひ気軽に利用していただけるように、しっかりと伝えます。

シャプラニールの多文化共生事業について説明するインターン生

イベント後には、参加者のみなさんにアンケートを書いていただきました。「ゲームが楽しかった」「新しい友達ができて嬉しい」「他国の文化について話したい」といった温かい感想がたくさん寄せられました。「また参加したい」との声が多く寄せられたことが嬉しかったです!

今回のイベントを企画するにあたり、多くのことを学びました。新世界語学院の先生方、シャプラニールの職員の皆さんをはじめとし、様々な人に支えられてこの企画を実現できていることを実感しました。留学生の皆さんやイベントに申し込んでくださった参加者の方々のおかげでイベントは大成功で終わることができました。感謝の気持ちでいっぱいです。

最後に全員で記念撮影

最後に

インターン企画は終了してしまいましたが、これからも日本に住む外国の方々と積極的に関わりたいです。国際協力と聞くとどうしても外国語に堪能でなければならないイメージがあります。しかし簡単でわかりやすい、やさしい日本語を使うことでも交流を深めることができます。

日本に住む外国の方を取り残さない共生社会の実現に向けて、今後、個人的にも交流を継続していきたいと思います。

コミュニケーショングループインターン 黒瀬夏子