こんにちは!コミュニケーショングループインターンの黒瀬です。5月6日に開催された「それ、ゴミじゃない!自宅に眠るお宝探し!〈オンライン開催〉」に参加しました。家の中でのお宝探しがとても楽しかったので、ぜひみなさんにも体験してみてほしいと思いレポートします。

ごみフェス2023とは?

今回のイベントは、<ごみフェス2023>への参加から実現したイベントです。<ごみフェス2023>は、ゴミ清掃員・お笑い芸人 滝沢秀一さんが主宰する「滝沢ごみクラブ」のメンバーが中心となり、5月3日(ごみの日)から5月30日(ごみゼロの日)までの約1ヶ月間、ごみを減らす活動を行うことを目的に全国各地でさまざまなイベントを開催しています。今回のイベントには、滝沢さんも一緒に参加してくださいました!

期間:2023年5月3日~5月30日
公式サイト:http://cycrew.jp/

滝沢秀一さんインタビュー記事はこちらから
https://www.shaplaneer.org/osoji2022/int_01/

「お笑い芸人のかたわら、日々清掃員として働いていました。毎日ごみが多いなあ、でも、あれ?これって本当はごみじゃないんじゃないのかな?」

冒頭、滝沢さんからこの活動を始めたきっかけについてお話がありました。ごみとして捨てられてしまうものの多さに疑問を持ち、この現状を変えなければならないと感じたそうです。続いて、シャプラニールの活動、そして不要品寄付の取り組み「ステナイ生活」について職員から説明がありました。「ステナイ生活」はまだ使える不要品を捨てずに未来へとつなげる活動です。不要品を集め、換金し、国際協力活動への寄付として活かすとともに、まだ使える物品は再び販売、誰かの手に渡り、ごみを減らすリユースへもつながっていきます。


寄付になる物品と、不要品が寄付へつながる仕組みについて学ぶ

寄付できるものはたくさんあります。本・CD・DVD・はがき・切手、そして壊れてしまったが修理するのは費用がかかるアクセサリーや時計などの貴金属も寄付の対象です。特に貴金属を捨ててしまうのはもったいないと感じる方も多いのではないでしょうか。これらも寄付できるのはとても便利だと感じました。

寄付の仕方も簡単で、不要品を箱・袋詰めして送るだけ。送られてきた物品は仕分けされ、換金業者へ送られます。寄付はさまざまなことに役立てられ、例えば単行本10冊(約500円相当)は、バングラデシュで家事使用人として働いている少女たちのための支援センターの1日分の家賃になります。

制限時間は30分!みんなでお宝探し!

寄付できる不要品についてみんなで学んだところで、実際に家の中にお宝(捨てられずに眠ったままになっている不要品)がないか探してみました。「これは寄付できますか?」「これはどうでしょう?」など、30分という短い時間の中でも参加者の方々はさまざまなお宝を見つけ出してくれ、質問も数多くありました。

宝探しの成果を報告!

私はこの30分間で、本やDVD、壊れた腕時計を見つけることができました!

本は数冊あり、大学で使用していたものと、資格取得のために購入した本などです。もうすでに大学の卒業も決まり、本も読み終わったために捨てようか、どうしようかと悩んでいたところでした。また、最近では配信サービスやサブスクを利用することも多く、DVDを見る時間は減っていました。そのため昔購入したDVDがテレビの上に山積みになっていました。終わった後は掃除も寄付も一度にできた達成感で、なんだか心と身体もすっきりしました。

今回のイベントには、ツイッターで知ってくれた方、滝沢ごみクラブメンバーであるお母さんに勧められて参加された中学生の方など、さまざまな方が参加してくださいました。みなさん、日頃から不要品の処分の仕方に困っていたそうです。中学生の参加者の方からもう使っていない古いゲーム機やソフトを見つけたと報告があったり、二十冊以上の不要な本があった、外貨が出てきた、などの声もありました。

その後は職員から今回出てきた不要品を寄付として送る方法、無料集荷の申し込み方について説明。イベント終了後も引き続き探して、送りますと言ってくださった参加者の方もいらっしゃいました。

読まなくなった本、壊れた腕時計

イベントに参加してみて

今回のイベントに参加して、思った以上に自分の家に眠っているお宝があることに驚きました。普段から片付けているつもりでしたが、改めて掃除していると、長く使っていないものが多くありました。

また、自分の生活スタイルが変化するに連れて、身の回りの必要なものも変化していました。例えば本。大学の授業が終わった後も、なんとなく家に置いたままでした。その本を寄付することによって、他の必要な人に届けられるだけでなく、国際協力への支援へ繋がる、不要品寄付をきっかけに気持ちよく身の回りのものを整理できることにも気がつきました。

「もったいないけど捨てようかな…」迷ったら寄付という選択肢を思い出して

自分の行動が社会の役に立っている実感は、普段はあまり感じることがないように思います。しかし、日常の中で国際協力に関わる方法はさまざまにあり、思っているよりも簡単に、楽しく始めることができます。そして、このような不要品を寄付する取り組みがもっと広がれば、ごみの量もさらに減っていくのではと感じました。

シャプラニールの「ステナイ生活」では、通年で不要品を集め、国際協力に活かす活動をしています。
寄付になる物品や送り方の詳細はこちら!みなさまもぜひ、ご自宅でお宝探しをしてみてください!

コミュニケーショングループインターン 黒瀬夏子