
バングラデシュの政変からまもなく、1年が経とうとしています。
2024年6月、公務員採用の優遇枠に反対する学生デモ隊と警察の衝突は全国的な反政府運動に発展し、多くの死傷者が出ました。そして、数カ月後の8月5日には長期政権を担っていたシェイク・ハシナ首相が退陣し、暫定政権が発足しました。短い期間で、そして若者が中心となって国を動かした、まさに熱を帯びた政変は、バングラデシュに何をもらたらしたのでしょうか。何が変わり、変わらなかったのか――。
本企画では、暫定政権発足から総選挙に向けた動きや政変が経済に及ぼした影響、そして人々の暮らしの実情を軸に、バングラデシュの「今」と「これから」についてお話しします。 その変化を間近で見てきた、バングデシュ地域研究を専門とする立教大学准教授の日下部尚徳氏、JETRO(日本貿易振興機構)より安藤裕二氏、シャプラニールからはバングラデシュ・ダッカよりバングラデシュ事務所長の内山智子が登壇します。
皆さまのご参加をお待ちしています。
<イベント概要>
■日時:2025年8月1日(金) 19:00-20:15 ※日本時間
■参加費:無料または寄付付きチケット
■配信方法:ZOOM(お申込みの方にURLをお送りします)
■定員:100名(先着)
■登壇者紹介

安藤裕二氏(あんどうゆうじ)
ジェトロ 企画部 企画課 海外地域戦略主幹(南西アジア)
2008年ジェトロ(日本貿易振興機構)入構後、アジア経済研究所、ジェトロ・ダッカ事務所(1度目)、ジェトロ浜松、内閣府などを経て、2019年3月から2025年6月まで2度目の駐在を経て現職。 著書に『知られざる工業国バングラデシュ』など、バングラデシュ経済に関するもの多数。

日下部尚徳氏(くさかべなおのり)
立教大学異文化コミュニケーション学部准教授
大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。専門は国際協力論、開発社会学、南アジア地域研究。
・主な著書
『自分ゴトとして考える難民問題: SDGs時代の向き合い方』岩波書店(2025年)
『ロヒンギャ問題とは何か――難民になれない難民』(編著)明石書店(2019年)
『わたし8歳、職業、家事使用人。: 世界の児童労働者1億5200万人の1人』合同出版(2018年 )
『バングラデシュを知るための66章【第3版】 (エリア・スタディーズ32) 』(編著)明石書店(2017年)ほか多数

内山智子(うちやまともこ)
認定NPO法人シャプラニール=市民による海外協力の会 バングラデシュ事務所長
大学卒業後、民間企業に勤めながらNGOのボランティアや勉強会に参加し、2001年からシャプラニール職員に。国内外の子どもの権利や防災関連事業にかかわり、2018年10月より現職。バングラデシュでの駐在は通算9年。現地パートナーと共に課題に向きあい、日々議論しながら、事業立案やモニタリングを行っている。
【プログラム概要】
1. 登壇者より発表
・2024年8月5日の政変と社会、NGOへの影響(内山智子)
・政変後の政治の変化(日下部尚徳氏)
・政変のバングラデシュ経済、産業への影響と今後の見通し(安藤裕二氏)
2. 質疑応答
お申し込み時にいただいた質問からお答えします
(すべての質問にはお答えできかねます。あらかじめご了承ください。)
■お申込み方法
以下の「イベントに申し込む」ボタンより、Peatixサイトよりお申込みください。オンラインからのお申込みが難しい場合にはシャプラニールまでお問い合わせください。
締切:2025年7月31日(木)12:00 まで
【ご案内事項】
・ご参加にはZOOMを起動できるパソコン、またはスマホが必要となります
・お申込み後にシャプラニールからメールで送られるURLをクリックすると視聴できます
・スマホで視聴される場合は、事前にZOOMアプリをインストールする必要があります
・安定した通信環境がある場所で視聴されることをお勧めします
・本イベントの録画・録音・撮影、スクリーンショットはご遠慮ください。
【お問合せ先】
認定NPO法人シャプラニール=市民による海外協力の会
担当:勝井(かつい)・髙階(たかしな)
Email:event@shaplaneer.org TEL:03-3202-7863
窓口時間:10時~18時(日・月・祝日定休)