2026年8月26日にネパール、ラスワ郡(首都カトマンズの北約60km)の中国国境を越えて流れるボテコシ川(トリスリ川)流域で発生した土石流(Flash Flood)による大規模洪水は、広範囲で川沿いの町を押し流し、1300名以上の死傷者および5000名以上の安否不明者が出ています。犠牲となられた方々に哀悼の意を表し、また被災された方々に心からお見舞い申し上げます。


シャプラニールは、ヌワコット郡ビドゥール市7・9区のトゥプチェ(Tupche)で被災された200世帯(約760人)への物資配布を現地NGOのRural Reconstruction Nepal(以下、RRN/アール・アール・エヌ)をパートナー団体として行います。

RRNのスタッフは8月29日から被災地に入り、現地の被災状況とニーズ確認、また地方自治体や他の人道支援団体との支援の調整を行ってきました。現在、ラスワ郡の南側に位置し、トリスリ川に沿って被害を受けたヌワコット郡の郡都ビドゥール市までは、徐々に物資がカトマンズから到着しつつありますが、その先の被災者までは十分に届いていません。特に、食料以外の衣類、寝具、衛生用品といった生活用品がありません。被災当日、土石流から着の身着のままで逃れた人々は、避難所(Holding Center)や被災していない親戚や友人宅に身を寄せています。

被害を受けた ビドゥール市 の様子
140人が身を寄せる避難所

今回、物資配布を行うビドゥール市のトゥプチェは、トリスリ川の右岸側に位置しています。カトマンズとつながる道が走るビドゥール市の中心市街地は川の左岸側に位置し、そこまでは物資や支援団体もたどり着きやすいものの、橋が流された現在、右岸側への支援を届けるのは難しく、トゥプチェにも十分に行き渡っていません。

・配布予定の物資:毛布やマットレスといった寝具、子ども用を含む衣類、石けんや歯みがき粉といった衛生用品
・支援対象地域:ヌワコット郡ビドゥール市7・9区(トゥプチェ)
・支援対象:200世帯(約760人)

これらの支援によって、土石流から逃れ、命をつないだ人々の衣食住の一助となりたいと考えています。シャプラニールは、現地パートナー団体や他関係機関と密にやり取りをしながら、引き続き、今後の支援を検討しています。今後の支援、対応については、ウェブサイトやSNS等でお知らせいたします。(2026年9月10日)


これまでの「ネパール・ラスワ郡で発生した土石流による大規模洪水について」のレポートはこちらをご覧ください。