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住民主体の洪水リスク削減に向けた取り組み

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現地活動ルポ

ネパールの災害と防災活動

住民主体の防災活動で、「悪循環」からの脱出を目指すシャプラニールは、2007年よりネパールにおいて貧困層に配慮した地域防災・開発活動に取り組んできました。2011年からの新しい活動は、人口の集中が激しく、洪水に襲われた場合、家屋や家畜、農作物などに広範囲にわたって甚大な被害が生じる可能性の高い平野部に集中して取り組みます。
住民が災害による被害を受けやすい危険箇所を自ら特定し、その被害を最小限に抑えるために必要な活動を考え、実施していく過程を支援します。

活動概要

洪水被害の頻発する地域のひとつであるチトワン郡において、住民の防災意識を高め、住民自ら防災活動に取り組むようになることを目指しています。また、住民が行政へ働きかけ、行政から必要な支援を受けられるように住民や住民グループの能力強化を行っています。これらに加え、特に必要性が高い地域では小規模防災インフラの整備も実施しています。

[当事業は外務省日本NGO支援無償資金協力の支援をうけて実施しています。]

活動詳細

住民がすでに行っている防災対策の特定と強化

住民主体の防災活動で、「悪循環」からの脱出を目指す住民から丁寧に聞き取りを行い、住民の間で既に行ってきた防災対策を特定し、人々が実践しやすいよう改善し、より多くの人々(コミュニティ内、行政、他のNGOなど)にこれらの対策が共有されるよう、場をつくるなどの働きかけを行っています。

情報の理解と共有

住民主体の防災活動で、「悪循環」からの脱出を目指す災害に関わる環境についての情報が住民の間に継続的に共有されるために、村の危険箇所などを記載したハザードマップの作成や避難訓練、早期警戒情報伝達システムの確立に取り組んでいます。

行政や他の活動との連携

住民主体の防災活動で、「悪循環」からの脱出を目指す住民と行政や他のNGOとの情報共有、類似活動との交流や訪問研修、行政と住民の合同ワークショップなどを通じて、住民と行政の連携を促進し、住民が行政のリソースにアクセスができるよう働きかけています。

小規模な護岸設備(小規模インフラ)の整備

住民主体の防災活動で、「悪循環」からの脱出を目指す住民自らが小規模インフラの立案や設置、そして維持・管理ができるよう能力育成を行っています。住民が習得した維持・管理能力をこのプロジェクト以外でも発揮し、応用した事例が生まれることを目指しています。

パートナー団体紹介

団体名 RRN(Rural Reconstruction Nepal、アール・アール・エヌ)
地域チトワン郡の5VDC(ガルディVDC、バガウダVDC、コーランプールVDC、クムロジVDC、ラトナガール市) 村
団体概要 1989 年にネパール人によって設立された現地NGO。現在、約280 人のスタッフを抱え、裨益人口はおよそ60万人。年間予算規模も日本円に換算して約5億5,000 万円と、ネパール最大のNGO のひとつ。特に女性、子ども、低位カーストおよびエスニックグループといった厳しい状況にある人々のエンパワメント*を目指した活動を展開。災害発生時の緊急救援の他、災害、特に洪水、地すべりに対するプロジェクトもこれまで複数の郡にわたって実施した経験がある。シャプラニールとは2007年10月から2010年12月までの3年3ヶ月、チトワン郡の別のVDCにおいて貧困層に配慮した防災及び地域開発事業を実施した。
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