家事使用人として働く少女への支援

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バングラデシュにヘルプセンターを設け、基本的な読み書きや家事の仕方、生活改善に必要な知識の習得を支援します。また、雇い主への家庭訪問と地域住民への意識啓発を行うことにより、少女たちを取り巻く人々の行動変化を促していきます。

少女たちへの支援活動に加え、少女たちの現状を広くバングラデシュ社会に訴えて行く事業を計画しています。問題意識を同じくするNGOや国際機関との協働、政策決定者に対する働きかけ、マスメディアなどを通じた企業や市民の巻き込みを目指しています。


また、少女たちが都市部へ出て行かなくても済むようにするため、農村部においてはラジオを通して啓発番組を放送しています。


私たちが活動で目指すこと

バングラデシュで家事使用人として働く少女が減ること


バングラデシュ統計局の報告では、現在バングラデシュには家事使用人として働く少女が33万人いるとされています。
彼女たちは、閉ざされた室内で働くことを強いられることから、悲惨な状況下におり、弱い立場にあります。教育の機会、子どもの権利を奪われています。

 

目標を実現するために取り組んでいること

少女たちへの取り組み

domestic_servant_02ヘルプセンターを運営し、ベンガル語、英語、算数など基礎的な内容を学べる機会を提供しています。また、性教育や保健衛生など生活向上に必要な教育を提供するほか、縫製やアイロンかけなどの技術研修、運動会や文化祭なども行います。

 

行政への取り組み

domestic_servant_03住民に対してリーダーシップ研修など行い、行政へ働きかける能力の向上を目指します。
また、行政機関への定期的訪問、住民と郡や村などの行政関係者とのワークショップに取り組みます。

 

雇い主や親への取り組み

domestic_servant_04雇い主への家庭訪問を継続して行います。雇い主や親に対し、子どもの権利に関するワークショップを開催します。

 

地域社会への取り組み

domestic_servant_05他のNGO、企業および地域住民より寄付を募り、支援センターが地域によって運営できるように働きかけます。メディアや地方自治体などとともに、家事使用人として働く少女に関するワークショップを開催します。

 

バングラデシュ社会に対する取り組み

domestic_servant_06家事使用人として働く少女に関するシンポジウムを開催することで、NGO、国際機関、各省庁とのネットワーク構築を行います。また、新聞やテレビなどメディア掲載や広告を出稿し、家事使用人に関する問題意識を広めていきます。

 

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パートナー団体紹介

団体名Phulki(フルキ)
地域ダッカ市内4つの地区
年間予算
スタッフ数
約297 万円・11 人(2012 年度)
裨益者数約1,000 人(少女320 人、雇い主・保護者・地域の代表680 人)
団体概要困難な状況にある女性たちとその子どもたちの生活向上を目的に、1991 年に設立された現地NGO。
縫製工場で働く女性のための工場内託児所や、スラム内での託児・幼児教育などを通して低所得層の働く女性たちを支援してきたほか、子どもたち自身が周囲の子どもに学んだことを伝えていくChild to Child アプローチによるスラムの衛生改善などを行っている。
社会への政策提言を重視し、企業にも積極的に働きかけた結果、ナイキなどバングラデシュ内に工場をもつ多国籍企業の多くが託児施設を設けることに同意した。
代表をはじめスタッフのほとんどが女性。シャプラニールを含め、多くの国際ドナーとパートナーシップで事業を進めており、専門的で質の高い活動が多い。年間予算規模3,660 万円、スタッフ数198 人。

 

 

現地活動ルポ