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家事使用人として働く少女への支援(チッタゴン)
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家事使用人として働く少女たちの現状
バングラデシュには、現在、家事使用人として働く少女が約33万人いると言われています(ILOの調査より、2006)。そのうち、第二の都市チッタゴンには約1万4,000人がいると考えられています。
一日中、密室である家の中で働く少女たちは、非常に安い賃金もしくは無給で長時間労働を強いられていること、自由もなく教育を受ける機会も奪われていること、雇い主による暴力などに遭うケースも多く見られます。 また、外部からの接触が難しいために支援するNGOはほとんどありません。
シャプラニールでは2006年から実施しているダッカでの活動に続き、2010年からチッタゴンでも現地NGOのYPSA(イプシャ)をパートナーとして、家事使用人として働く少女たちを対象とした活動を始めました。チッタゴンでの活動は、少女たちが家事使用人としての労働に送りだされる原因をつきとめ、それに対処する方法をみつけることによって、子どもが使用人として働くことがない社会をつくることに、より重きを置いています。
活動概要
チッタゴン市内に2カ所、少女たちの支援センターを設置し、基本的な教育、スキルトレーニング、性教育、レクリエーションなどを実施。同時に、センターに来る少女たちが使用人として働きに出てきた背景を知るための調査を行っています。また、2011年からチッタゴン県内の農村部2カ所で、子どもが使用人として働きに出される背景や要因を探る調査を開始しました。
[当事業は外務省日本NGO支援無償資金協力の支援をうけて実施しています。]
活動詳細
少女たちへの教育、スキルトレーニングなど
チッタゴン市内の2カ所のセンターで、ダッカでの活動と同様に読み書き・計算などのノンフォーマル教育、身の回りを清潔に保ち病気などを防ぐ衛生教育、アイロンかけ・刺繍などのスキルトレーニング、思春期の身体の変化や性暴力をいかに防ぐかを学ぶ性教育、絵や歌・踊りなどを楽しむレクリエーションなどを実施しています。
雇い主や地域住民への働きかけ
雇い主や地域の人々にセンターでの活動の内容を説明して理解を求めるほか、子どもの権利に関する研修を行います。
メディアや関連団体への働きかけ
家事使用人として働く少女たちの問題について多くの人々の意識を喚起していくため、新聞などのメディアに少女たちに関する記事を載せてもらうよう働きかけています。ダッカでの活動(パートナー団体YPSA:イプシャ)とも相互に経験を共有しながら活動を進めていきます。
少女たちが家事使用人として働きに出される要因の調査
都市部で少女たちを家事使用人として働くことに引き寄せる要因(プル要因)と農村部で少女たちを働きに押し出す要因(プッシュ要因)の両方を明らかにするため、都市部と農村部で調査を行っています。
パートナー団体紹介
| 団体名 | YPSA (Young Power in Social Action、イプシャ) |
|---|---|
| 地域 | チッタゴン県チッタゴン市内の2つの地区(支援センター設置) および同県バンシュカリ郡、ミルサライ郡 (農村部調査) |
| 団体概要 | 1985年の国連による「国際青少年の年」に触発され、当時平均年齢16歳だった若者14人がバングラデシュ第二の都市チッタゴンで社会活動を行うための組織を結成したのが始まり。国連諸機関や各国ODAをはじめ、世界中の大小さまざまな機関・団体と積極的な連携を進め、現在ではスタッフ数1,788人、年間予算6億5,000万円規模とチッタゴンでも有数のNGOとなった。活動分野は社会開発、教育、マイクロファイナンス、保健、HIV/AIDS、災害対策、環境問題など多岐にわたり、サービス提供には直接実施以外に小規模な地元のNGOを通じた支援も実施しているほか、出版やメディアを通じたアドボカシー活動も活発に行っている。大学生のインターンや外国からのボランティア受け入れにも積極的。 |





















