バングラデシュの首都ダッカの路上で生きる子どもたちの置かれた状況は極めて厳しく、特に、親と離れて路上で生活する子どもたちは「ストリートチルドレン」と呼ばれています。
単に貧しい生活から逃れるためだけでなく、両親の離婚や暴力など家庭内の問題が原因で故郷の村を離れ、心の傷をかかえたままダッカの路上で生活するようになったケースが少なくありません。
バングラデシュ政府の推定によれば現在ダッカにはこのようなストリートチルドレンが約33万人生活しており、うち16万人は女の子と言われています。
ストリートチルドレンは通常、小商い、荷運び、靴磨き、ごみ拾い、さらには売春などによって現金収入を得て生活していますが、子どもであるため不当に低い賃金で長時間労働させられる傾向があります。
またストリートチルドレンは路上で生活しているため、所持していた現金を夜眠っている間に盗まれたり、不衛生な環境のために病気になったりするなど、その生活は絶えず危険にさらされています。加えて学校に通っていないケースがほとんどなので教育の問題も深刻です。
これらの問題に対して、シャプラニールは現地のNGO「オポロジェヨ・バングラデシュ」との協力体制のもとにサエダバッド・ジャットラバリ地区でストリートスクール(青空学級)やドロップインセンターの運営、地域住民の意識化活動等を支援しています。
二人のストリートチルドレンのケーススタディー
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モニ
14歳・男
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家族は両親と5人兄弟(男2人、女3人)。小さいときに父親を亡くし、その後まもなく母親、きょうだいと共にジャットラバリ(シャプラニールの支援するドロップ・インセンターがある地域)の近くにあるドライパールへ移ったが、12歳の時に家を離れ路上生活を続けていた。 |
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ハシュ
15歳・男
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家族は両親と6人きょうだい(男3人、女3人)。父親は日雇い労働者として様々な仕事をしてきたが、現在は健康を害し長男とともにジャットラバリ近くのドライパールに住む。 |
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