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2007年04月一覧

2007年04月29日

ピクニック

IMG_0718.jpg昨日、事務所のスタッフとピクニックに行ってきた。スタッフの家族や事務所の警備員を含めて総勢11名になった。バンを一台チャーターし、前日から準備した食べ物などを車に積み込んだ。行った先はカトマンズ盆地北東部にあるスンダリザルという場所。山間に川が流れ、上の方では滝が見られるという。

IMG_0627.jpg渋滞を抜けてスンダリザルに到着すると、なんとそこは急な山道。石造りの階段はあるものの、水や調理用のガスボンベ、11名分の食料などを持って上がるにはかなりきつい。実はこの場所、これまで誰も来たことがなかった。道行く人にピクニックスポットまでどのくらいかかるかと尋ねながら上がるが、人によって言うことがまちまち。

「10-15分くらいだよ」

「45分はかかるね」

「私も初めてだから知らないなあ」

具合良いことに、20分ほど歩いたところで、斜面にちょっとした空き地を見つけたのでここで料理をすることにした。朝8時前に集合したので、誰もまともに朝食を食べていない。ゆで卵とミルクティーを作り、持ってきた食パンやあげパンと一緒に食べる。すでにこの時11時を過ぎていた。

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<写真:料理開始>

ヒトゴコチついたところで、早速昼食の準備。なんてったってピクニックの楽しみは食べること。子どもを除く10名がそれぞれ下ごしらえなどに取り掛かったが、これがまた大変。

IMG_0686.jpgそれぞれが野菜の切り方やら料理の仕方を主張するから、私と一緒に来たお手伝いのジョティは「細長く切れとか、サイコロに切れとか、どうやってジャガイモ切ったらいいの?!」と訴える始末。味見以外私はあまり役に立てないので途中から、がけ下の岩場で写真を撮ったり、ちょっと上まで登って景色を楽しんでいるうちに、立派な食事のできあがり。朝食からあまり間もなかったが、おいしくいただいた。

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<左:ポーズを取ってくれた陽気なグループ 右:スタッフのアナンダと家族>

事務所から持って行った小さなラジオを聞いていると、突然午後になってカトマンズで交通封鎖が実施されているというニュースが飛び込んできた。へー、今日はここで夜明かししなくちゃかもね、なんて言っていたが、夕方それも解除されたので、5時過ぎにスンダリザルを後にした。

当初スタッフが作った計画では、朝食、昼食に加え夕食もスンダリザルで食べることになっていたのだ。そんなに食べられないぜと、私が遅めの昼食にすることを提案したのだが、あのままだったら大変なことになっていた。夜になっても満腹のお腹をさすりながら考えていた。

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<左:緑がきれいな山道 右:デートしているカップルもいてちょっと羨ましい>

2007年04月26日

にわか健康志向

不摂生がたたってかこのところ体調があまりよくないので、友人から聞いた整体院に行ってみた。仕事を終えて、たっぷり1時間半体を揉みほぐしてもらうと、驚くほど体が軽くなった。

日本人(男性)とネパール人(女性)のご夫婦、息子、そして数名のスタッフでやっているこの整体院、日本人やその他の外人の間では人気のようである。施術室ではジャズが流れ、お灸(といっても本格的に据えるものではないが)の煙もあいまって、独特の雰囲気がある。寝っころがっていたら、日本のどこかおしゃれなバーで過ごしているような錯覚にまで陥った。きれいなグラスで冷えた日本酒を飲みたいなあ…。

あれ、タイトルとは全然別の内容になってしまった。体の調子はもどってきたものの、頭はまだ上手く働いていないようなので今日はこの辺で。

2007年04月18日

つり銭をめぐる攻防

ネパールと生活していると、ついつい財布の中身が気になる。といっても、お金が足りない!という心配とは質が違うものだ。

ネパールの紙幣は1,000、500、100、50、20、10、5、2、1ルピーの9種類、ついでに言うと硬貨は2、1ルピーがある。1ルピーが約1.8円。日本の10から20分の1程度というネパールの物価から考えると1,000、500ルピーというのはかなり高額で、使い勝手が悪い。露天や小さな商店で100ルピー以下の買い物などをしようとして、これらの高額紙幣しかないと「つり銭がない」と断られ、自分で方々の店に掛け合って細かい札を集めなくてはいけない羽目になるからである。

この前は某大使館にビザの申請に行き、300ルピー支払いのため1,000ルピーを出したらつり銭がないと断られそうになった。財布の中身を見せて「本当に細かいの持っていないのよー」と主張したら、しぶしぶ窓口の男性が受け取ってくれた。 ちゃんとお釣りは出てきたのに。

朝の出勤時は時間がないこともあってタクシーを良く利用するが、これも曲者。朝一番だと、大抵の運転手はつり銭を持っていないからだ。サービス業の何たるかを君たちは判っているのか!と怒りたくなるが、ここはネパール、ぐっとこらえて準備の悪かった自分を反省する。

しかし許せないこともある。2日前に乗ったタクシーはメーターに細工でもしたのか、普通は50ルピー程度ですむのが75ルピーにまでメーターが上がっていた。朝ということで油断したせいもあるが、事務所近くに来ており既に時遅し。仕方なく100ルピーを出すつり銭がないと言う。

こいつ確信犯だと憤慨しつつも朝からけんかをする気力もなく、言われるままに10やら5ルピーを寄せ集めたらなんとか75ルピーになったので渡した。 その中にはこれまで使えずに財布にしまいこんだままだった千切れた20ルピー札2枚をもぐりこませて。

だから今回のつり銭をめぐる攻防は私の勝ち。たまには一矢報いなきゃね。

2007年04月14日

ネパール新年おめでとう

IMG_0586.jpg今日は4月14日。日本では単なる普通であろうこの日、ネパールの暦では2064年1月(ボイシャク月)1日なのでありました。

友人と3人それらしいことをしようとカトマンズ北西部にある仏教寺院スワヤンブナートに行ってきた。

スワヤンブナートには7、8年前出張でネパールに来た時、休みの日に遊びに行ったことがある。猿に荷物を取られないよう気にしながら、長い階段を登った覚えがある。

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<左:本堂に続く長い階段  中:綿菓子売り  右:家族連れ>

さて、今日のスワヤンブナート、非常に混んでいた。やはりネパールの人々も「初詣」をするのだろうか、前回よりも格段の人出で、家族連れ、カップル、外人観光客などで混み合っていた。人出を当て込んだアイスクリームやキュウリ売り、綿菓子やなども加わってそれは賑やかだった。人の多さに疲れた私は、一番上に上がった時点でもうお腹イッパイ状態。たいしたこともせず降りてきてしまった。

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<左:供えられた灯明  右:マニ車をまわす参拝客>

その後所用があって足を伸ばしたタメルでは道を一部封鎖してコンサート。大音量の生演奏に合わせて、ネパール人が踊っていたがなぜか全員男性。楽しそうだったけれど、中に入る勇気はなかった。

思い起こせば去年の新年は、民主化運動の真っ只中。ここで中休みがあって、その後一気に盛り上がり、4月24日(国王による「議会復活宣言」)を迎えたのだった。今年は新年直前に暫定内閣が発足、これから制憲議会選挙へ向けていろいろありそうだが、来年の新年にはどんな状態になっているのだろう。

2007年04月12日

熱い議論

昨日あたりからカトマンズ事務所ではある事をめぐって熱い議論がたたかわされている。暫定内閣の人選が仕事にどういう影響を与えるかとか、6月に制憲議会選挙が行われるかどうか、なんてこと以上の熱心さである。

IMG_0557.jpgずばりその論点はピクニックの場所をどこにするか、である。

バングラデシュでもそうだったが、ネパールのNGO(それ以外のケースは知らない)は年に1回程度、事務所スタッフ全員でピクニックなどを行うのがほぼ恒例である。日本では社員旅行という位置づけになるだろうか。私がかつて働いていた某メーカーではそんなものはなかったし、いまどき社員旅行を行っている企業がどれだけあるか知らないが、そのようなもの、と考えていただくと判り良い。つまり慰労とスタッフ間の懇親を兼ねて、風光明媚でかつ日帰りできる場所で、家族やスタッフがピクニックをするのである。

<私の考える風光明媚なピクニックスポット(イメージ)>

IMG_0442.jpgカトマンズ事務所では事務所としてこれまでピクニックを企画したことはなかったらしい。 私カトマンズから日帰りで行けるようなちょっとした観光地にあまり行ったことがないことと、仕事関係でいろいろとヘビーな事が重なり、気分転換したいという気持ちから提案してみた。

<同上(イメージ)>

スタッフA「ゴダヴァリはどうかな?」

スタッフB「植物園も近くにあって環境はいいけど、近すぎて特別な感じがしないかも」

スタッフC「それじゃあ○○○は?」

スタッフB「あ、行ったことないけど湖があって良いって聞いたよ」

スタッフA「あのあたりは交通量も少なくて最近は強盗が頻発しているという話だから、やめておこうよ」

スタッフC「うーん、それじゃあカカニ?それともキルティプール?」

藤崎「キルティプールなら一人でも行ける場所だからダメー」

スタッフB「うーん…」

かくして、今日の昼食時間のおしゃべりはピクニックの場所探しに終始した。明日くらいには結論出るかな?

注:今回のピクニックの費用はすべて参加者自己負担です。

2007年04月10日

いつ会えますか?

今年の抱負だったはずのネパール語習得、何もしないまま4ヶ月が過ぎてしまった。罰があたったのか、とても大変な思いをした。

IMG_0502a.jpg水曜日に1週間のチトワン出張から戻ったのが、関係者を集めての会議に出席するため日曜日から月曜日にかけて再びチトワンに行った。急なリクエストだったので、時間のやりくりにも苦労したが、会議の席でシャプラニールの説明をしてくれと言われてしまったのだ。

<汗をかきかき発表をする私(右手前)>

コンピューターで英語のプレゼン資料(パワーポイントをつくったものの、ネパール語で活動紹介なんてどうするの?!心の準備もできないまま会議が始まった。出席者は全員ネパール人。仕方ないのでまずネパール語が不十分なことをお詫びしながら15分ほどの発表をなんとかネパール語で行った。

心優しきネパール人のこと、ありがたいことに鋭い質問もないばかりか、会議が終了してから何人かからはねぎらいの言葉をもらった。

さて、これより遡る事1週間ほど前のこと。最近親しくしているネパール人の友人と電話で話をしていたら「いつ会えますか?」と突然聞かれた。仕事の関係もあるため、とっさに(え!何か会議の約束していたっけ?)といろいろなことが頭を駆け巡った。

「えーっと、えっと…」

うろたえる私に「今度カトマンズ近郊にハイキングに遊びに行きましょうっと言った件ですよ」と助け舟をだしてくれたので、ああ(ホッとして)4月の中旬以降にでもと話をして電話を切った。

あの時の私の理解力じゃ、口説かれていたとしても到底気がつかなかった。もしかしたら、これまでいろんなチャンスを逃していたかも、とかなり不純な動機でネパール語習得の決意をしたのでありました。

2007年04月05日

歌垣、初体験

昨日までチトワンに一週間出張していた。シャプラニールの会報別冊である「もう一つの南の風」(年2回発行)でも書いた新規の農村開発プロジェクトの調査のためだ。

1週間の滞在で様々な体験をしたが、なかでも面白かったのが「歌垣」体験である。

歌垣というのは「日本において、古来よりある時期まで続いた、特定の日時に男女が集まり、集団で和歌をうたう集会のこと。『万葉集』には筑波山に男女が集まり、歌垣を楽しんだ様子が残っている。当時、歌垣は人々の交流の機会としてだけではなく、近代の中国奥地の少数民族に見られるように未婚男女の求婚の場でもあったという見解があるが、定かではない」(Wikipediaより)である。

東南アジアから日本に伝わったといわれるこの歌垣、ネパールでもマガール族などの間でいまだに見られる風習のようである。ネパールのテレビ局でも、複数男女が登場し即興の歌を掛け合う様子を番組として放送している。

チトワンで体験した歌垣は、同行したネパール人の友人のゲストハウスで見たものだった。そこで働く女性が実はネパールでも有名な歌手であるということを知った私たち、是非彼女の歌を聞かせてもらおうとお願いしたところ歌垣が始まった。ノートを取ったわけでもないので、多少の歪曲はご容赦いただきたい。

女性「そこにいる日本人にあなたの得意な踊りを教えてみなさいよ」

男性「彼女はとても恥ずかしがり屋なんだ、それはきっと無理だろう」

女性「ネパール語も理解しない彼女の気持があなたに判るの?」

男性「彼女の仕草はすべてを語るのさ、ぼくにはそれが判るんだ。心配にはおよばないよ」

女性「そんなことより他の女性に目を向けなさいな、きっと素晴らしい出会いがあるわ」

そばにいたネパール人のスタッフが大受けしながらも内容を逐一教えてくれたが、理解の仕方によっては際どい内容もあり、自分を中心に延々と続くやりとりを聞くのはかなり照れくさいものがあった。どうやってオチがついたかも覚えていないくらい。ネパールの文化を垣間見たひと時と言えるが、いやーそれにしても恥ずかしかった。

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プロファイル

藤崎駐在員藤﨑文子
(ふじさきゆきこ)
ネパールに2006年2月から赴任しました。よろしくお願いします。

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