地域住民が一体となった防災活動

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2012年7月に開始した、サウスカリユニオンにおける災害リスク軽減プロジェクトは、ユニオン防災委員会、サイクロン防災プログラム、サイクロンシェルター管理委員会、学校が主な活動主体となり、それぞれが連携しつつ異なる防災対策を行うことで、災害から住民の生活と財産を守ろうとするものです。我々は2015年5月にその活動をコミュニティへ引き継ぎました。現在は各主体が連携しつつ、それぞれの活動を継続しています。

連携の中心的役割を果たすのがユニオン防災委員会(写真①)です。政府が定めた規程に従って39人のメンバーで構成されており、ユニオン全体の防災力強化のために、他の防災関係者との間でコーディネーションを実施しています。プロジェクトを引き継いで以降は、彼ら自身の活動として行政からの予算獲得、毎月の会合開催、サイクロン防災プログラムとシェルター管理委員会の会合開催の支援等を行っています。

写真①

写真①

サイクロン防災プログラムは、ユニオン内に10のグループを持っており、合計150人(女性60人、男性120人)が災害ボランティア活動に参加しています(写真②)。シェルター管理委員会(写真③)は13人のメンバーで組成され、今回のプロジェクトでは17のシェルター管理委員会と活動してきました。サイクロン防災プログラムとシェルター管理委員会は、ユニオン防災委員会と定期的に連絡を取りあいながら、それぞれが10月に定期会合を開催し、防災対策の見直しを行いました。モスクや学校における防災研修等の啓発活動も続けられています。

写真②

写真②

写真③

写真③

学校における実践的な防災教育も、対象13校へと引き継がれました。教師たちの手によって課外事業が継続され、13校全校で2015年の年間計画の防災教育活動が実施されました。(写真④)

写真④

写真④

2015年7月30日にサイクロン「コーメン」が襲来時には、ユニオン防災委委員会による各主体への連絡調整、サイクロン防災プログラムによる早期警戒情報伝達と住民の避難誘導、シェルター管理委員会によるシェルターの鍵の開放や清掃等の避難準備、教師と生徒による早期警戒の注意喚起、のそれぞれの動きが取られ、地域の異なる防災関係者が一体となって防災行動をとるという成果が確認されました。

アブドゥル・マレク(プロジェクト・マネージャー、JJS)

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