現地レポートVol.10(4月12日)

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vol10.jpg朝、トイレを流すための水を確保しようと近くを歩き回っていたところ、近所の男性と出会い「それならあそこにいけばいいよ」と、地下水の設備のあるお宅に案内してくれました。しかし、なぜか汲み上げがうまく行っていないようで、水が出ません。ほかのお宅にも行ってみましたが、同様で、結局側溝にたまっていた水を見つけて、バケツで汲み取ることに。「トイレットペーパーは使わない」というルールを決めました。
⇒写真:倒壊した堤防(岩間地区)

夜中のうちに電気は復旧したので、電子レンジとガスでごはん、味噌汁、そして缶詰の朝食を済ませ、出発。

それぞれの自宅に被害が出たため、センターに集まったスタッフはやはりいつもより少なく、皆、不安気です。まずは倒れたものを元に戻し、ミーティングを行いました。結局、水が出ず作業を行うボランティアの衛生面の確保ができないことから、通常の作業は中止。その代わり、付近の住民への水の配布、今後の作業のニーズ調査などを行うことを決めました。私は水の配布チームを指示し、とりあえずセンターの備蓄のペットボトルを少しずつ近所へ配るため一軒一軒回ることにしました。みなさん「ありがとう、助かります」といって1~2本のペットボトルを受け取ってくれました。同時に、「1カ月たち、数日前に水道やガスが復旧したばかりなのに、これじゃまた元通り。なんで・・・」と口々に言います。その気持ちが痛いほど良くわかりました。

結局この日は東京などから駆けつけてくれたボランティア7名と一緒に作業を行いました。水の配布を続けていた午後2時過ぎ、またしても大きな揺れに襲われました。「また来た!」プレハブの中から外へ駆け出し、小学校へ避難しようとしたとき、まだボランティアのグループ数名が近所を回っていることに気付き、私が避難の指示に向かいました。すると、民家の住民の女性が地震直後、家を飛び出した際に足をケガし、動けなくなっていました。慌てて車を取りに戻り、一旦小学校へ一緒に避難。津波の恐れがないことがわかると、災害ボランティアセンターの運営にも関わっている産婦人科の医師のもとへ行き、診察してもらいました。骨折していることがわかり、離れたところにあるかかりつけの病院へ救急車で搬送することになりました。

この日は、行政による倒壊家屋の撤去作業が一斉に始まる日で、センターのメンバーが数カ所を視察。まずは重機が入る通り道を整備するところから始め、その作業区域は立ち入り禁止になっていました。今後、私たちの作業をどのように進めるか、この撤去作業の進み方に大きく左右されるため、情報の提供を求めていますが、複数の業者が入っていることもあり、なかなか難しいようです。

報告:小松、内山(東京事務所職員)

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