ミトゥさん(仮名)

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1983年バングラデシュ、マイメンシン生まれ。
家は大変貧しかったため、学校に通うことができず、12歳から家政婦として働きに出された。

土木工事や精米工場ても働くなどして家族のために収入を得ていた。15歳のときに両親が決めた相手と結婚をしたが、その夫は麻薬常用者でした。麻薬を使用して帰宅しては彼女に暴行を加えつづけました。あるときは、夫にとても強く殴られ、頭を縫わなくてはなりませんでした。夫は働こうとせず、生活費を入れないだけでなく、家族には何も与えませんでした。ミトゥさんは何度か夫の元を去ろうとしましたが、いつも夫に見つけられて家に連れ戻されたそうです。4年間そんな生活を送ったあと、息子と娘が生まれたため、食費を稼ぐためにやむなく売春をはじめたそうです。

そして地元NGOがセックスワーカーの女性たちが別の生活手段を得られるよう、石けん工房を始めたと知り、興味を持ったミトゥさんは、自分から応募して石けんの作り手として働き始めました。夫は地元NGOの勧めで「配偶者に暴力を加えない方法」という研修に参加したことをきっかけに、彼女に暴力を加えないと誓い、麻薬もやめ、それ以来平和な生活を送って います。現在はスラム街に住んでおり、決して楽な生活ではありませんが、子ども2人を学校に通わせてあげらえることを一番幸せに感じているそうです。

【人生で一番楽しかったこと】 石けん工房の仲間と一緒に仕事をして、家族や子どもの面倒が見られること。
【一番大切なもの】 子どもと家族。

(彼女たちの希望により、写真は掲載しておりません。)