センターに通う少女たちと一緒に。最後列右から米倉さん、金沢一秀執行役員、外川雄一代表取締役。

センターに通う少女たちと一緒に。最後列右から米倉さん、金沢一秀執行役員、外川雄一代表取締役。


株式会社ボンマックス様は、東京都中央区に本社を置き、バングラデシュにも生産拠点を持つ、総合ユニフォームアパレルメーカーです。バングラデシュにおいて国際労働機関(ILO)の基準を遵守した労働環境の下で雇用を創出すると共に、働く人たちが目標ややりがいを見出し、良いものを生み出し、売上の一部をバングラデシュの社会課題解決に還元しよう!と「WORK4 BANGLA(ワークフォーバングラ)」プロジェクトを実施。児童労働の解決のため、シャプラニールに多くのご寄付を寄せてくださっています。また2015年に本社を移転された際、移転祝いのお花を辞退される代わりに、お取引先様や株主様へ「WORK4 BANGLA」への協力を呼びかけてくださいました。シャプラニールがお預かりしたご寄付は、バングラデシュの家事使用人として働く少女たちへの支援に役立てています。

2016年3月、バングラデシュの生産拠点訪問に合わせて、家事使用人の少女たちのセンターを訪問していただきました。その時の様子をカジュアルウェア事業本部 米倉一仁さんに教えていただきました。


今回シャプラニールさんとのご縁でダッカにある「家事使用人として働く少女たち」の為の教育施設(センター)を訪問させていただきました。遊びたい盛りの年齢の児童達が、使用人として忙しい日々のわずかな時間の合間をぬって勉強するその姿勢と向上心に感心させられました。授業は活気に溢れ、先生も情熱的で(声が大きい!)、みんな目を輝かせて授業を受けており、私達の訪問に歓迎の歌も披露してくれました。子ども達の元気な声や笑顔にこちらが勇気付けられました。読み書き、足し算、引き算といった内容の授業が行われ普通の小学校の雰囲気を感じましたが、家事に関する授業も行われ、彼女達は普段使用人として働いていることを思い出させました。

その中で2年前「WARK4 BANGLA」プロジェクトの映像に登場した子が、今回センター運営のサポート役として子ども達に勉強を教えておりました。その子は2年前の事を覚えており、笑顔でその当時を振り返ってくれました。活動に継続性があり‘線’になっていることを実感でき大変感動しました。こういった積み重ねが、やがて大きなうねりとなり社会が変わっていくものかとの思いを実感しました。
「WARK4 BANGLA」プロジェクトは、適正な労働環境下で生産されたバングラデシュ製品を当社で販売し、その売り上げの一部をバングラデシュに還元する仕組みです。自分達にできる事は今の仕事に情熱を持って向き合い、実績を上げることによって結果的にバングラデシュへの支援に繋げることだと思います。今後、子ども達に負けない向上心と情熱をもって仕事に取り組んでいきたいと思います。

【WORK4 BANGLA】http://www.bonmax.co.jp/company/rebirth-project.php
プロジェクト概要はこちら