8月13~15日の豪雨によって、ネパール中西部の各河川が増水し地盤が緩んだことにより、複数の郡にまたがる広い範囲で地滑りや洪水が発生しました。
ネパール赤十字の調べによると、全体で死者105名、行方不明者185名、3万6千世帯以上が被災した模様です。
特に被害の大きかったのはバルディヤ、バンケ、スルケットの各郡で、災害発生後しばらくの間主要道路が寸断されたため、物資が届きにくい状況に陥りました。

シャプラニールでは、現在ネパールのチトワン郡で行っている洪水対策プロジェクトの現地パートナー NGO・RRN (Rural Reconstruction Nepal) をパートナーとし、衣類や毛布等の救援物資支援を実施することとしました。
対象地域は最も被害規模の大きかったバルディア郡のバグナハ村。村の人口の7割に当たる6千人以上が被災するなど被害が甚大であること、また郡庁所在地から60kmも離れた遠隔地であるため救援活動から取り残された状況にあることなどが理由です。

直近までこの地域で活動を行っていた RRN のスタッフが中心となり、情報収集および物資の調達作業などを進めています。

洪水で家や家財道具を失った約350世帯を対象に、衣類、毛布、食器、蚊帳、マットレスなどを配布する予定です。現地の様子については情報が入り次第お伝えしたいと思います。