ロヒンギャ難民緊急救援–現地パートナー団体との新たな支援にむけて–

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藤﨑文子職員から届いた現地の最新情報をお伝えします。藤﨑職員からの前回の現地報告はこちら

ウキア郡モイナ―ルゴナキャンプ

ウキア郡モイナ―ルゴナキャンプ


2017年10月5日(木)に、シャプラニールの現地パートナー団体YPSA(イプシャ、Young Power In Social Action)の代表アリフ氏の同行で、ウキア郡モイナ―ルゴナキャンプを訪問しました。

ウキア郡

ウキア郡

シャプラニールは現在、9月上旬の物資の配給、2つの難民キャンプで実施が決まっている乳幼児の栄養・衛生状態を改善するための食糧・物資配布に続き、現地パートナー団体YPSA(イプシャ)が8月下旬から活動しているこの新しいキャンプで、さらなる支援に向けて動いています。

YPSAは、1985年に設立されたチッタゴンを拠点とするNGOです。多様な社会的課題の解決を目指し活動している団体で、シャプラニールとは2010年から2015年の5年間、バングラデシュのチッタゴンで家事使用人として働く少女への支援事業を行っていました。

YPSAは難民の大量流入が始まった後、いち早く現地にかけつけ、ロヒンギャ難民支援を開始しており、現場の様子にも精通しています。かつて事業を一緒にしたシャプラニールとともに支援をすることを歓迎してくれました。

ウキア郡モイナ―ルゴナキャンプは、8月下旬以降の新規流入者が仮設シェルターを作っている新しいキャンプで、推定16,000世帯(YPSAスタッフ談)が生活しているとのことです。

幹線道路から黄土色の土がむき出しになった道は、昨夜の雨のせいでところどころぬかるんでいました。キャンプの住民たちはサンダル履きかはだしで、重い荷物をものともせずぬかるんだ道をすいすいと歩いていきます。

ぬかるんだ道を歩くキャンプの住民

ぬかるんだ道を歩くキャンプの住民

木や藪を伐採するために必要な鉈(なた)やソーラーパネル、電線、電球などを売る店

木や藪を伐採するために必要な鉈(なた)やソーラーパネル、電線、電球などを売る店

途中、茶店や食堂、日用品を売る店ができていました。
道が広くなっているところや、道が枝分かれする場所には店が並び、ちょっとしたバザールのようになっています。8月の難民流入が始まった直後からこの地域に足を運んでいるというアリフ氏でも、町の発展する様子をタイムラスプ(コマ撮りの動画)で見ているようだ、とここ2、3週間の変化に驚いていました。

さらにキャンプ中ほどに進み、YPSAが運営する女性の医療に関するサポートが受けられるWFS (Woman Friendly Space)を訪問し、現在の活動内容について詳しく話を聞きました。

鍋や水かめ、ざるなどの生活用品を売り歩く男性。バングラデシュの農村ではよく見かける

鍋や水かめ、ざるなどの生活用品を売り歩く男性。バングラデシュの農村ではよく見かける

YPSAが運営するWFS(Woman Friendly Space)にて

YPSAが運営するWFS(Woman Friendly Space)

WFSは10月2日にオープン。外部の人間は朝8時から5時までしかキャンプに滞在できないという規則ができたため、スタッフは8時に集合、8時半からWFSをオープンするというルーティンで運営しています。

私たちが訪問した5日は朝8時半から10時半までの2時間で8人が訪問したとのこと。訪問者はすべて女性。3人が熱、5人が下痢に悩まされての訪問だったそうです。

YPSAのこのセンターの支援者目標は2,000世帯。女性、若者をターゲットに医療面だけでなく精神的サポートの提供も目的としています。
世帯を訪問し、体調は悪くないか困っていることがないかと声をかけてスタッフが家々を回っています。

現地での活動の様子

現地での活動の様子

スタッフの話では、子どもの数が多く母親の負担が大きく、乳がでないと相談にきた子どもが生まれたばかりの若い母親に、授乳の仕方を教えてやったケースもあったとのこと。トイレも不足しているということです。


シャプラニールでは、現地での調査を基にさらなる支援を検討しています。
(現在行っている支援はこちら
引き続き、募金および情報シェアのご協力をお願いします。

また、チラシを作成しましたので、ぜひ学校・職場・地域での募金呼びかけご協力をお願いいたします。
▼募金チラシダウンロードはこちら

 

ロヒンギャ難民緊急救援への募金・支援詳細はこちら

 

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