この村の状況、今の暮らしを教えてください。
ここはカブレ郡パンチカール市ピプルタール村という村です。ここには92世帯ありましたが、地震で全ての世帯が全壊しました。幸いにも死者はゼロでした。
私は今、村で唯一の女性大工として働いています。大工仕事はHabitat for HumanityというNGOが行っていた研修を受けました。土曜日だけ休みで、それ以外の日は働いています。一日に1,200ルピー（約1,200円）の稼ぎがあります。
コミュニティスペースに通うようになったきっかけを教えてください。
ラジオを聴いていたら、たまたまスペースのことを話していました。それで興味を持ち、雨で仕事が休みになった日にバスで来てみたのです。これまでに4回来ています。
コミュニティスペースに通うようになって良かったことは何ですか？
私は地震の後、家も壊れてしまいどうしていいか分からず呆然とする日々を過ごしていました。１日中畑に座り込んでいたこともありました。
それまでずっと一人で悩みを抱え込んでいましたが、コミュニティスペースに行くようになり、スタッフの人たちと話して、初めて地震のことを人に話すようになりました。スタッフの人たちからは、あまり考え込まず、読書をするなどして時間を過ごすなど、悪いことは考えずポジティブに考えるようにしたほうがいいとアドバイスをもらいました。そしてだんだんと自分の気持ちが晴れていきました。今はスタッフの人たちが何か問題があれば相談にも乗ってくれるし、とても心強いです。
