先住民の子ども達が誇りをもって学習できる環境

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こんにちは、海外活動グループの峯です!

遅くなりましたが、7月にバングラデシュのディナジプール県を訪問してきたので報告します。「先住民族の子どもたちの文化教育支援」の事業の視察と終了時評価を行ってきました。2015年から実施してきたプロジェクトは2019年で終了。実際に活動地域を訪問し、当事者達と話し合い、私にとって先住民であるサンタルの人々の文化や事業の成果についての理解を深める機会となりました。

さて、この事業では先住民の子どもたちにとって学校に通いやすくなるための取り組みを行っています。今回はベルバリという村の公立小学校を訪問しました。午前中に行われる就学前教室では4~5歳の先住民とベンガル人の子ども達が授業を受けている様子を観察しました。就学前教室では事業によってコミュニティ・モビライザーが配置されており、授業の補助を行っています。先生と交代で、サンタル独自の言語で補足の説明をするなど、子ども達が全員授業についていけるようフォローアップを行っていました。二人の女性による授業は活気があり、言語の壁など気にせずに生き生きと参加しているサンタルの子ども達の様子が見られました。

サンタルの言語で簡単な読み書きを教えるコミュニティ・モビライザー

サンタルの言語を使いながらベンガル文字を教えるコミュニティ・モビライザー

その後、校長先生や学校運営委員会(SMC)のメンバーと話す機会があり、日ごろの学校での取り組みについて話し合いました。事業開始前はサンタルの子どもが一人も学校に通っていなかった状況に対し、今は生徒の16%がサンタルの子どもだそうです。教育関係者それぞれの子供たちの就学環境改善に対する熱心な思いが伝わってきました。

学校運営委員会のメンバーとの話し合いの様子

学校運営委員会のメンバーとの話し合いの様子

ベルバリ小学校の元気な生徒達

ベルバリ小学校の元気な生徒達

次にイクベンプールという村でコミュニティ・ラーニング・センター(CLC)を訪問しました。CLCではコミュニティレベルでの補修授業が行われており、また地域の集会所としても使われています。事業によって補修工事が行われた建物は広くて使いやすく、30名程度の児童が下校後、宿題をしに来ていました。ここでもコミュニティ・モビライザーの女性が補習授業を行い、家では宿題を見てもらえない子供たちのサポートを行っていました。

地域の人たちが多く集まるコミュニティ・ラーニング・センター

地域の人たちが多く集まるコミュニティ・ラーニング・センター

コミュニティ・ラーニング・センターでの補習授業の様子

コミュニティ・ラーニング・センターでの補習授業の様子

この事業では、サンタルコミュニティ出身の人達が、コミュニティ・モビライザーや学校運営委員会(SMC)のメンバーとして大きな役割を果たしています。こういった大人が身の回りにいるからこそ、子供たち自身も自分の文化に誇りを持ちながら、ベンガル人と共に楽しく学校に通うことができるのです。

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