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11/30に浜松文化芸術大学を会場にして行われたフェアトレード全国フォーラムに参加してきました。全国からフェアトレードにかかわる市民や学生、企業、行政など200名あまりが集まりました。

今年のメインテーマは「若者、学校にとってのフェアトレード」。学校におけるフェアトレードの推進では、日本でもフェアトレード大学の認定制度があって、現在3つの大学が認定を受けていますが、これに続いて、高校や中学校、さらには小学校でもフェアトレードについて学んだり、普及しようとする活動が増えてきています。フェアトレードタウンや大学の認定を行っている日本フェアトレード・フォーラムでは、こうした小・中・高校を「フェアトレードスクール」として登録や表彰する制度を検討されています。

今回のフォーラムでは、フランスのボルドー市の高校で「フェアトレード・ユース・アンバサダー・プロジェクト」に取り組んでいる先生をお呼びしてフランス、ポルトガル、ベルギーから3つの高校とNGOが協働して取り組むプロジェクトについてお聞きしたほか、会場である浜松文化芸術大学(フェアトレード大学でもあります)での取り組みについても報告がありました。

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後半は「マナビバ」と称して7つの分科会がありました。フェアトレードスクールやフェアトレード大学、企業とフェアトレード、国内フェアトレードなどどれも魅力的なテーマで、私が参加した「進化するフェアトレードタウン」分科会では、日本初のフェアトレードシティに認定された熊本市や会場である浜松市、10年近い活動の後、今年になって認定された札幌市の事例についてお聞きしました。個人的にも東京初のフェアトレードタウンを目指しているので、細かいところまでとても参考になりました。

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最後は大学生を中心に、浜松市長まで登場しての「若者がつくるエシカルファッションショー」。エシカルな素材のみを使い、オリジナルのデザインで華やかに繰り広げられました。

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同じ志を持つフェアトレードの仲間が忌憚ない議論や交流を深める場として、とてもよいフォーラムでした。次回の開催も手が上がりそうです。とても楽しみです。

代表理事 坂口和隆

■フェアトレード全国フォーラム2019 in Hamamatsu ウェブサイト
http://h-fairtrade.net/event/forum2019/

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