2月半ばから始まるファグン月(ベンガル語ではファルグン)は、バングラデシュでは春の始まりに当る。そのファルグン1日には女性は濃い黄色の衣装を身に着けるという話は藤岡ダッカ事務所長のブログでも紹介されていた通りだ。その刷り込みがあったせいか、ネパールに来てからいろいろと聞いてみるが、時候に合わせて特定の色を身にまとうという習慣はまだ聞かない。

そんなことが最近なんとなく納得できるようになってきた。というのも、ネパールの春は実に色とりどりの花で一杯になるからだ。一方、バングラデシュの春は見事に濃い黄色の花ばかり。日本人が桜を見て「春だなあ」と感じるように、彼の地では黄色が春を感じさせるという仕組みなのだろう。

これは自宅そばで見かけた桃の花。これでもかと咲き乱れる花が美しい。(左側の写真、かなり見難いが手前にあるのは最近多くみかけるモモ=蒸し餃子の屋台)

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道端で花を売る屋台。右側の花、サツキかと思ったがどうも葉っぱが異なる様子。一鉢300ルピー(約500円)だそうだ。

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黄色い花も沢山咲いているのだが、残念ながら良い写真が見当たらず。