s-2007.3-5 523.jpg今日はネパール全国規模で交通や店舗、学校が閉鎖されている。ジャナジャティ(ライ・リンブー・マガールなどの先住民を指すようだが、最近いくつかの民族がジャナジャティとして認められており、正確に誰を指すのか私も判かっていない)のグループが主導する今回のバンダ、かなり前から各方面の情報で予定されていることは知っていたが肝心の「なぜ」は知らなかった。今日のnepalnews.comによると、それぞれの母語を共通語として認めるよう求めてのバンダらしい。

s-2007.3-5 524.jpg写真は今朝のパタンの様子。強い日差しの中、人々は歩いて、もしくは自転車で目的地に向かわざるを得ない。いつもは何台かは見かける乗り合いバス(マイクロ)もタクシーもほとんど見かけなかった。その代わりにリキシャを発見。今日は稼ぎ時なんだ。

暑く、ほこりっぽい中歩いて事務所に向かっていると、車のエンジンの音が聞こえてきた。しかも、一台やそこらではない。振り返るとUN(国連)と大きく書いた車が何台も走ってきた。UNで働く職員を拾って事務所に送り届けるのだが、単独で走らないのは安全管理のためか。車を使わなければ危険を心配する必要もないのにね、と思わず口をついて出てきてしまった。

つい先日まで、私立学校の教師が待遇の改善を求めてストを実施、10日に亘って学校(公立・私立とも)が閉鎖されていた。今日のバンダ、再来週初めにも2日間のバンダが計画されている。あおりを受けるのは子どもたち。こんな状態やっぱり間違っている。