【職員インタビュー】クラフトリンク統括 平澤志保

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こんにちは。広報インターンの辻です。

今回はクラフトリンク統括の平澤さんに話を聞きました。

アフリカに興味があった平澤さんが、ボリビアでの活動を経て、南アジアを支援するシャプラニールで働くようになった理由をお話しいただくことができました。


フランスへの留学の後、青年海外協力隊としてボリビアで活動。帰国後は民間企業で働くものの、東日本大震災をきっかけに再度国際協力の道へ。

林:それではまず経歴を教えてください。

平澤:大学では外国語学部でフランス語を専攻し、ゼミで国際法を学びました。小さいころから国際協力に興味があったんですが、大学まで発展途上国と言われる場所に行ったことがなくて。大学3年生で初めてスタディーツアーでタイとスリランカに行きました。

それまでは、“かわいそうな人たち”にこちらから何かをしてあげたいと思っていましたが、スタディーツアーでは農村の暮らしの豊かさを感じて帰ってきました。それからは、「かわいそうだから」というよりは、「違う文化や社会背景をもった人たちと関わることが面白いから」と考え方が変化しました。

大学を卒業したあと、フランスに1年半留学しました。フランスで移民の方と接していくうちに、もともとあったアフリカへの興味が大きくなって。留学から帰国して、国際協力をやってみたいという気持ちがあり、青年海外協力隊に応募しました。本当はアフリカ希望だったのですが(笑)、南米のボリビアで2年間活動しました。

ボリビアでは村落開発普及員として村役場で活動しましたが、新卒の自分にできることはすごく限られていて。海外協力がしたい!と意気込んでいたのですが、汚職問題による村役場の機能停止などで、それまで進めていた企画も上手くいかず、挫折を感じました。

日本に帰国した後、社会経験を積もうと思い、民間の会社に6年半ほど勤めました。仕事も面白くて夢中でやっていたのですが、東日本大震災で1週間ほど自宅待機になったとき、本当にやりたいことについてじっくり考え直しました。いつなにが起こるかわからない、だったら自分のやりたいことをやりたいと思ったんです。そして国際協力の道へ進もうと。

職を探している中で、より現場に近いNGOで働きたいと思いました。それでシャプラニールへたどり着いたんです。

林:シャプラニールは南アジアを支援していますが、アフリカへのこだわりは?

平澤:国や地域にこだわりはなく、どういうスタンスで現場と関わるかというのが重要だと思っています。シャプラニールに入って、初めて南アジアと関わることになりましたが、新しい世界を見ることができて面白さを感じています。

なぜシャプラがよかったかというと、ホームページを見て、えんぴつを配ったら…という失敗談に惹かれたからです。自分もボリビアで小学校の子どもたちと植林活動をしたときに同じような失敗があって。シャプラニールは45周年ですが、失敗もしているんだ、と。それを学びにして進んでいっていることに共感しました。

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初めは自分が商品開発をやっていいのかという葛藤があった。チーフとなった今は常に新しい可能性を模索し、クラフトリンクの活動をさらに広げていきたい。

林:シャプラニールに入ってからはどういった仕事をされてきたんですか?

平澤:最初は国内・海外グループの兼任で、40周年イベントを担当していました。それからフェアトレード部門クラフトリンクへ異動して、商品開発を4年間担当しました。昨年からはチーフという立場でクラフトリンクの活動を進めています。

林:クラフトリンクで働いていて難しいなと思うことはありますか?

平澤:自分はデザイナーでもなければアパレルでの経験もなかったので、はじめは自分が商品開発をやっていいのかという葛藤がありました。でもクラフトリンクの活動も商品も大好きで。バングラデシュやネパールの現場と日本のお客様をつなぐ立ち位置、ということにやりがいを感じて、無我夢中で業務をこなしていく中で、自分の立場は両者をつなぐコーディネーターだなと理解したときから吹っ切れましたね。チーフになってからは、経営的な視点が必要だったりと、また違う難しさを感じています。

林:働く上で大切にしていることってありますか?

平澤:私が言うのもなんですが、クラフトリンクの活動は本当に素晴らしいものだと感じていて、この活動をこれからも広げていきたいという使命感を持って仕事をしています。そのためにはバランスが大切で。日本で商品が売れて、生産者の賃金になる。だから日本で売れなければいけないんですが、日本のお客様が求める品質、デザイン、納期、様々なことを現地のいろいろな制約の中で実現することはすごく難しい。でも、日本と現地のどちらに偏っても続かないので、このバランスをとることを常に心がけています。

また、長く続いている活動ですが、同じことをしているだけでは広がっていかないので、常に新しい可能性を模索していきたいと思っています。

林:国際協力をしていく上で重要なことはありますか?

平澤:関心を持ち続けることですね。私自身人生いろんなタイミングがあって強弱はあるけれど、細々と関心を持ち続けていました。前職のときも、ボリビアのフォルクローレのチームに所属して踊ったりと、自分にできる形で楽しみながら関わってきました。

林:今後の目標はありますか?

平澤:クラフトリンクの活動が継続できるように、しっかり今の課題に取り組んでいくこと。このクラフトリンクの活動をもっと多くの人に知ってもらいたい。そのために色々なことを仕掛けていきたいと計画しているところです。

林:ありがとうございました。


フランス留学や協力隊など様々なことに挑戦してきたからこそ、挫折や壁があった。

信念をもって活動をしていくことで、挫折も壁も自分の糧にしていくことができるのだなと考えさせられました。

広報インターン 辻
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関連情報
・平澤執筆ブログ
https://www.shaplaneer.org/author/hirasawa/

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